カテゴリ:ひきこもりパラドクス
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+ | 個人が社会的に表われる仕方は、生活感覚や歴史が強く関係し、引き継いでいる国民の精神文化が色濃く表れます。これは少なくとも戦後のどの時期についても共通します。ひきこもりはとくに1990年代以降に多くなりました。少数者に顕在化しますが、国民多数の精神文化とは共通しており、国民性に関係します。<br> | ||
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+ | パラサイト家族の増大、不登校の出現</td> | ||
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+ | ひきこもり発生、児童虐待の顕在化・増大</td> | ||
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+ | 職域依存の衰退、地縁・血縁の格差、社会保障の削減</td> | ||
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+ | コロナ禍、ウクライナ戦争とスタグフレーション</td> | ||
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+ | 雇用先の急減、家計の収入源</td> | ||
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+ | パートナーシップ宣言と新しい家族像の追求</td> | ||
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+ | 生活基盤の公的制度が迫られる時代</td> | ||
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2022年5月1日 (日) 12:16時点における版
目次 |
ひきこもりパラドクス〈ノート〉
2021年11月
ひきこもりとは社会的な病理であり、否定的のこととみられている。否定的な面があるのは認められる。
しかしそうとばかりは言えない。社会が進化変動する要素として、注目すべき点もある。
そう思い、ひきこもりを社会的な面、歴史的な面、身体科学から見た面など多角的に考えてみることにした。
特に先人の書いたことや研究したことを取り入れようとした。
私がひきこもり当事者に触れて学んだことも『ひきこもり国語辞典』に採用したことから引用した。
これらのことは互いに複雑に絡み合っていて、ある肯定的なことが別の面では否定的になる。
逆に否定的なことの中に肯定的に変わる要素もある。
その点を強調するためにパラドクスとします。
相反することが同時に併存することもあるように思う。まるで複雑系の総合科学を思わせる。
これは下書きになります。文書保管の理由からここに載せますが、正式の発表文書ではありません。
時代区分と各時期の特色
ひきこもりと経済社会の関係を調べると、経済社会の状況、雇用・働き方、家族の状況から影響を受けるものと信じられます。それを時代区分して見たのが次表です。
個人が社会的に表われる仕方は、生活感覚や歴史が強く関係し、引き継いでいる国民の精神文化が色濃く表れます。これは少なくとも戦後のどの時期についても共通します。ひきこもりはとくに1990年代以降に多くなりました。少数者に顕在化しますが、国民多数の精神文化とは共通しており、国民性に関係します。
ひきこもりの社会的な背景事情からみた概略図
1955-65 | 経済社会 高度経済成長(工業化・農業衰退) |
雇用・働き方 終身雇用制、年功序列賃金体系 |
家族関係 都市に人口移動(家族分離)、 |
セーフティネット 職場が生活基盤が増え、地縁・血縁の斜陽化 |
1970-90 | 経済社会 高度経済社会(体制転換の内包期) |
雇用・働き方 フリーター発生(職業選択の流動) |
家族関係 パラサイト家族の増大、不登校の出現 |
セーフティネット 生活基盤の職域依存の増大 |
1990-2010 | 経済社会 バブル経済の崩壊、企業の海外進出 | 雇用・働き方 就職難、非正規雇用の拡大、ブラック企業 |
家族関係 ひきこもり発生、児童虐待の顕在化・増大 |
セーフティネット 職域依存の衰退、地縁・血縁の格差、社会保障の削減 |
2020- | 経済社会 コロナ禍、ウクライナ戦争とスタグフレーション |
雇用・働き方' 雇用先の急減、家計の収入源 |
家族関係' パートナーシップ宣言と新しい家族像の追求 |
セーフティネット' 生活基盤の公的制度が迫られる時代 |
仮タイトル プロローグ
仮タイトル ひきこもりを考える全体像
仮タイトル 私の問題意識と取り上げ方
歴史における現代
仮タイトル 日本史における中世以来の大変化の時代
仮タイトル[[ ]]
経済社会の背景事情
仮タイトル 高度経済成長期の農山村の変化
仮タイトル 高度経済成長期と都市の状況
仮タイトル プラザ合意:企業の海外移転、就労条件の変化
仮タイトル いわゆる田園回帰の動き
仮タイトル 移行期の雇用形態の広がりと若い世代の戸惑い
仮タイトル プラザ合意―資本主義を継続させるための方策
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 雇用条件の変更と転職における過剰な個人責任
仮タイトル 非正規雇用の拡大から生きづらい社会の誕生
仮タイトル 社会人を育てる社会の力が求められている
仮タイトル 高度経済成長と生活の基本的なサポート体制
仮タイトル 団塊ジュニア世代
仮タイトル フリーター、パラサイト、非正規社員、そしてひきこもり
仮タイトル社会的な職種の変化と非正規雇用拡大
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
社会的な分業と若い世代の社会参加
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 家庭内の仕事から社会的分業へ
仮タイトル 青年期の登場、または延長思春期を考える
仮タイトル [[]]
仮タイトル 社会参加に必要な修練期間
仮タイトル 若い世代が社会に入る力をつける条件の確立
仮タイトル サポステとみんなの就労センター
仮タイトル 求人募集における即戦力が示す意味
仮タイトル [[]]
家族の構成と家族関係の変化
仮タイトル 家族の変化と世代間のギャップ
仮タイトル 存続の危機にあるのは中世にできた家族関係
仮タイトル 伝統的な家屋の構造の精神作用
仮タイトル 家族の歴史的変化に関する補論
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 核家族・ニューファミリーの時代
仮タイトル 新しい家族構成像の萌芽
仮タイトル 下重暁子『家族という病』から新しい家族像を予想
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
子どもの状況と教育制度
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 長寿で高度化した新世代
仮タイトル 60年代までの子ども世界の喪失
仮タイトル 子ども時代の愛着経験が「根拠のない楽観性」を生む
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 学校改革と教育の対応
仮タイトル 通信制サポート校中等部の広がり
仮タイトル フリースクールは教育の適切化を見る社会実験
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル 人工乳の発明と母乳哺育の後退
仮タイトル 子どもの虐待と被虐待児症候群
仮タイトル 子ども時代の愛着経験が「根拠のない楽観性」を生む
仮タイトル 子ども期に受けた不適切な養育の後遺症
仮タイトル 脳は年齢の制約を超えて働くのではないか
仮タイトル外国人の受け入れについて
身体科学からのアプローチ
仮タイトル身体科学分野の5つのテーマ
仮タイトル子ども時代と発達障害・HSC
仮タイトル幼年期と愛着障害
仮タイトル 動きのない生活はセロトニン神経の機能低下
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
国民性の特質と文化的な背景
仮タイトル 宗教性は本能に基づく道徳律ではないか
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル母音中心の日本語とパトス的ロゴス
仮タイトル感情表現の多い日本語の語彙
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル所有意識からシェア意識への変化
仮タイトル識字率が高いこと
仮タイトル国民性
仮タイトル 日本人の潔癖性はひきこもりの要因になりうるか
仮タイトル[[ ]]
仮タイトル ネット社会において個人非難を恐れる人たち
仮タイトル 自殺率もひきこもりも日本社会の現実を反映
仮タイトル 中国のタンピンと日本のひきこもり
支援方法について
仮タイトル 個人支援は社会背景とのつながりの理解が必要
仮タイトル ひきこもり支援策の改善(1)
仮タイトル 家族が離れて暮らすーひきこもり支援策の改善(2)
仮タイトル 支配的依存から物理的に離れるーひきこもり支援策の改善(3)
仮タイトル 家族が離れて暮らす(支援策の改善3回分の要約)
仮タイトル ひきこもりへの相談支援活動について
仮タイトル [[]]
仮タイトル [[]]
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