技能連携校=高卒・同等資格
技能連携施設=高卒・同等資格
学校教育法において、高校の定時制・通信制の在籍生の技能教育を実施する「技能教育のための施設」が認められています。
これを技能連携制度といいます。
1961年に学校教育法にこの制度が導入されたのは、とくに事業所内で系統的な職業訓練を受け、同時に定時制・通信制高校に在籍する生徒を対象にしたものでした。
一定の条件を満たす事業所内職業訓練を、在籍する定時制・通信制高校における職業科目の履修としてみなすことができるようにしたものです。
今日、技能教育施設として認定されているのは、修業年限1年以上で、年間指導時間数680時間以上、技能教育担当教師の半分以上が高校教諭の免許状所持者(同等以上)など、条件になっています。
実際に指定されている技能教育施設には、専修学校高等課程(高等専修学校)、職業訓練施設(事業所内職業訓練施設である認定職業訓練機関を含む)、通信制高校サポート校などです。
技能教育施設における教科の履修は、連携している定時制・通信制高校における科目の履修として認められます。
したがってたとえば、その生徒が大検受験をめざすとき、その履修科目は大検の合格科目としても認められます。
このように技能教育施設は、定時制・通信制高校と連携しているので、両者は技能連携校とか連携校とよばれることがあります。
この技能教育施設による、高校卒業の場合、いくつかの型(パターン)があります。
(1)定時制高校と技能教育施設を併修するケース――定時制高校は、原則的にはウィークデイは通学するシステムです。
ほとんどが夜間定時制ですから、生徒は昼間に技能教育施設で学ぶことになります。
この型の技能教育施設は、主に認定職業訓練施設です。
(2)通信制高校と高等専修学校の連携するケース⇒「高等専修学校」を参照。
(3)通信制高校と職業訓練施設が連携するケース⇒「職業訓練施設」を参照。
(4)通信制サポート校のうちの技能教育施設⇒「通信制サポート校」を参照。
全日制高校=高卒・同等資格
定時制高校=高卒・同等資格
通信制高校=高卒・同等資格
養護学校高等部と高校特殊学級=高卒・同等資格
技能連携校=高卒・同等資格
高等専修学校(専修学校高等課程)=高卒・同等資格
職業訓練施設=高卒・同等資格
通信制高校サポート校=高卒・同等資格
大検と大検予備校=高卒・同等資格
海員学校本科=高卒・同等資格
在外教育施設高等部=高卒・同等資格
外国の高校と“新方式の国際高校”=高卒・同等資格
外国の大学入学資格(大検の各国版)=高卒・同等資格
高卒・同等資格〈付録〉