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カテゴリ:栃木県(地域)

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児童虐待 10年で最多118件 昨年 暴言など「心理的」増加 =栃木
県警が2015年1年間に児童虐待として認知した件数が118件(前年比8件増)、被害人数が169人(同3人増)と、過去10年間で最多だったことが25日、生活安全企画課のまとめで分かった。
子供に暴力を振るう「身体的虐待」や「ネグレクト(育児放棄)」は減った一方、暴言を浴びせるなどの「心理的虐待」が増えている。
児童虐待のうち、最も多かったのが「心理的」で、前年より11人増えて75人だった。
「おまえなんか死んでしまえ」などとどなったり、子供の目の前で父親が母親に暴力を振るったりする行為が該当する。
逮捕や書類送検に至ったのは、「身体的」「性的」の計8件。
前年より2件減ったものの、子供が死亡したケースが2件あった。
1件目は昨年6月、足利市の40歳代無職男が、2歳の長男の腹をテーブルの縁に打ちつけるなどして死亡させたとして、傷害致死容疑で逮捕された。
2件目は昨年8月、益子町の30歳代派遣社員男が、生後4か月の長男を浴室で強く揺さぶり、脳の損傷で死亡させたとして同容疑で逮捕された。
いずれも、病院からの通報で発覚した。
県警は、過去に虐待で検挙された者の生活実態を継続して把握し、学校や病院、役所、児童相談所とのネットワーク会議を定期的に開いている。
生活安全企画課の和気安男次長は「関係機関と連携し、密な情報共有をしていく」と話している。
〔2016年4月5日・貧困ネット、平成28(2016)年3月26日 読売新聞 東京朝刊〕 

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