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カテゴリ:福井県(地域)

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県16年度予算案 妊娠から子育て 切れ目ない支援 サポートの対象拡大 マイスター家庭訪問 病児保育へ送り迎え
【福井県】県は公的支援が手薄だった妊娠期と出産直後の母親への医療・生活支援を充実する「産前産後安心サポート事業」に取り組む。
初産の母親に手厚い内容で、最初の出産の不安を和らげて第二子、第三子へとつなげたい考えだ。
病児保育への送迎サービスも始める。
サポート事業について、県は二〇一六年度当初予算案に千四百九十四万円を盛り込んだ。
第一子出産後の医療相談の費用を一人一回に限って五千円を上限に補助し、保険適用外の医療相談を受けやすくする。
また、これまで子育て支援の制度だった家事の手伝いなど「すみずみ子育てサポート」を妊娠期にまで拡大。
体調が悪い時にシルバー人材センターのスタッフらが家事を支援してくれる。
本人負担は一時間三百五十円程度だが、出産後一カ月間は産後の負担軽減のため無料化にする。
元保育士や薬剤師など子どもに関わる人が登録するボランティア「子育てマイスター」の家庭への派遣も検討。
現在は公民館や保育所でマイスターによる子育て講座が開かれているが、家を出づらい人もいるため家庭を訪問する仕組みを整える。
病児保育への送迎サービス事業では、保育所に預けた子どもが発熱など急に体調不良になって迎えに行けない場合、病児保育施設の看護師が迎えに行き、施設で一時預かりをする。
国の補助制度を活用する。一六年度県当初予算案に二百五十万円を計上した。
県は三人目以降の子どもの保育料無料化など従来の出産、子育て支援に五事業で十四億円を計上。
これに新事業を加えることで、西川一誠知事は「妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援を実施する」と述べた。
〔2016年2月23日・貧困ネット、平成28(2016)年2月17日 中日新聞 朝刊福井総合版〕

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