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Center:(3)第3回人生模索の会

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(3)第3回人生模索の会

2000年4月15日、不登校情報センターのスタッフ会議というのを開いた。
厳密な意味ではスタッフはいないのですが、何かそういうことを必要としていた。
その当時の事態の全容を、私一人だけが理解しているだけではダメな気がした。
その一歩をふみ出すには、状況をわかっている人が少なくとも数人はいて、ある程度分担しながらすすんでいくしかない、と感じたのです。
一つは訪問サポート部トカネットの動きがありました。
1月30日に都立九段高校の講堂を借りて、「不登校・引きこもりからの進路」という講演&相談会をしました。
この中心がトカネットの学生でした。
二つ目が、人生模索の会をどうすすめるのかという点。
三つ目に、文通サークルを考えており、それが徐々に動き始めていた。
2月の第2回人生模索の会のあと、問い合わせなどの件数が増えていた気がする。
だれかが言ったのですが「2000年は引きこもり元年」でした。
引きこもりが社会問題として注目され、クローズアップされてきた。
それとともに、引きこもりの人の一部が動き始めた時期でもある。
それが、不登校情報センターへの問い合わせの形で表われたのではないかと思う。
このスタッフ会議では、4月末に、第3回の人生模索の会を、公開の交流会のような形にして、受け入れを広げて呼びかけようと考えた。
その方法はかつてのこみゆんとクラブの体験発表と交流会とほぼ同じものだ。
スタッフ会議に参加した猪井さんと駒田くんが、それぞれ体験発表の形で話してくれる決心をしてくれた。
この2人を中心に、参加者をいくつかのグループに小分けして、話し合う機会をつくろうと考えた。
会場は、池袋にある豊島区立生活産業プラザの一室がとれた。
4月18日になって、先日新聞に投稿していた文が、「引きこもりの草の根コール」として掲載されました。
それは駒田くんが前回話してくれた内容だ。
「引きこもり」経験のある人たちのサークルを作っています。
主に20代の人が中心です。
このまま社会に出ていけないのではないかという不安を持ちながら、彼らなりにいろいろ試しています。
その試みはごくわずかな動きにしかなっておらず、見落とされたり、何もしていないように思われそうです。
そういう人たちが心おきなく話せる場、そういうサークルです。
住所が近い2人は、一緒に帰ることが重なり、互いに話し合えるようになりました。
彼らは電話もよくするようで「草の根コールです」といって、その重要性を話してくれました。
先日は会合の後、ファストフード店に寄り、筋肉トレーニングと武道を比べ、どちらがより有効かで盛り上がったそうです。
さしたる意味もない話題で勝手なことを言い合った経験が、これまでどれだけあったのでしょうか。
とても新鮮だったようです。
そういうことを通して、生身の人間が分かり、自分がどんな人間なのか分かるでしょう。
引きこもりからの一つの出口として、この「人生模索の会」という大げさな名称の会をのぞいてみませんか。

〔2〕人生模索の会と『ひきコミ』
Center:(1)人生模索の会のスタート
Center:(2)第2回人生模索の会
Center:(3)第3回人生模索の会
Center:(4)引きこもりの体験発表と交流・相談会
Center:(5)文通サークルの発足
Center:(6)CHIEKOさんの参画
Center:(7)『ひきコミ』準備号の発行
Center:(8)取材はつづく
Center:(9)文通誌『ひきコミ』の創刊
Center:(10)居場所づくりを考えてみる

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