拙かったと反省したが時間が経てばなるようになったと思えるー二条淳也
冊子の注文のしかた
拙かったと反省したが時間が経てばなるようになったと思えるー二条淳也
〔質問047〕友達をやめる方法が拙かった
20代女性の女性からです。
仲良くしていた一人が遠くに行くことになりました。
親に相談したら、もう友達関係をやめたほうがいいといわれたので、「これで友達は終わりだね」と伝えました。
そうしたらもう一人の別の仲良しが私の悪口を言うようになり、結局、その2人とも上手くいかなくなりました。
どうすればいいですか。
〔お答え047〕拙かったと反省したが時間が経てばなるようになったと思える-二条淳也
こんにちは。ひきこもり当事者で「高齢ひきこもり」というブログを運営しています、二条淳也です。
仲良しの友達と離れ、さらにもう一人の友達とも不仲になってしまったということでしょうか?
お母様がどうして「友達関係をやめたほうがいい」とアドバイスしたのか真意が分かりませんが、二人の友人を失ったことはとてもつらいことだと思います。
以前、こんなことがありました。何年か付き合った友達がいたのですが、時間にルーズなところがあり、さらにちょっと自分勝手な面が見えてきたので、「もうこの人と付き合うのはやめよう」と思ったことがあります。
ある日、その人から電話がかかってきて「一緒に食事に行こう」と誘われたので、「もうあなたとは付き合えない」とハッキリ話し、その理由を述べました。
「きちんと自己主張するクセをつけないとこれから先、一人で生きていけない」と思ったのです。
これが失敗でした。思いの外、相手を傷付けてしまったのです。
相手の人は電話口では「分かった、しょうがないね」と穏やかに納得してくれたのですが、周囲には「あそこまで言うことないのに」とボヤいたそうです。
私にとって予想外だったのは、その人がかなり多くの友人を持っていたことです。
彼のぼやきを聞いた多くの人たちが「そんなにハッキリ言うなんて二条が悪い。デリカシーのない人だ」と思ったようで、一気に多数の友人(知り合い)を失う結果になりました。
もともと交際範囲の狭い人間だったので、これはこたえました。
ただ、時間が経ってみると「どっちみち離れる関係だったのかな」とも思いました。
「時間にルーズな彼」と離れることになったのは想定内でしたし、彼に追随した人たちも「彼の言い分だけを聞いて私のことを嫌いになるぐらいだから、最初から私のことを重要視してなかったんだな」と思えるようになったのです。
友達を失ってみて分かったのですが、私の場合、「友達を失ってもそれほどダメージは受けない」ということが分かりました。
最初のうちはショックですが、「遅かれ早かれ離れる運命の人だった」と思うと、そのショックは時間をおかずに和らいでいきました。
世の中には「友達が一番の財産」とか「友情こそ宝」といった風潮が流れていますが、「友情だけが人生ではない」ということも分かってきました。
むしろ「友情に振り回されない人生も悪くないな」と思ったぐらいです。
友達が出来たり失ったり。人生はその繰り返しのように思えます。
友達が人生の全てではない。今の私は、そう思っています。
「友達をやめる方法が拙かった」にあるページ
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