お答え:母親と距離をとり、自分を赦すことー染矢尚美
母親と距離をとり、自分を赦すことー染矢尚美
〔質問047〕友達をやめる方法がまずかった
20代の女性からです。
仲良くしていた一人が遠くに行くことになりました。
親に相談したら、もう友達関係をやめたほうがいいといわれたので、「これで友達は終わりだね」と伝えました。
そうしたらもう一人の別の仲良しが私の悪口を言うようになり、結局、その2人とも上手くいかなくなりました。
どうすればいいですか。
〔お答え047〕母親と距離をとり、自分を赦すこと
自分の友達との付き合いに、親が介入したということでしょうか。
そのときは、相談者さんはどんな気持ちだったのでしょうか。
ある女子学生は、いつも、母親の機嫌をうかがいながら育ちました。
友達と仲良くなると、いくら嫌でも断れず、最後はいつも苦しくなって、相手への怒りと、自分への罪悪感でいっぱいになり、まずい別れ方を繰り返してきました。
コントロールされることに慣れていては、人との関係への主体性を育てることができません。
友達との関係も同じです。
人の気持ちに振り回されていては、自分らしい人生を生きることが難しくなります。
その女子学生は、人と自分を区切ることから始めました。
何度も何度も自分をゆるし、母親ともやっと距離がとれるようになりました。
自分をゆるすということは、自分の幸せを一番に考えていい…ということです。
今は心の底にあるさびしさにも気付き、人との関係もかなり楽になったようです。
〔2013年5月〕
回答者と所属団体
ウィング・ライフ・スクール・染矢尚美
「友達をやめる方法が拙かった」にあるページ
お答え:自分なりの生き方がないとこうなりやすいー赤沼侃史
お答え:母親と距離をとり、自分を赦すことー染矢尚美
拙かったと反省したが時間が経てばなるようになったと思えるー二条淳也
お答え:丁寧に謝り仲良しの継続をお願いするー松田武己