お答え:不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
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2013年10月29日 (火) 20:44時点における版
不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
〔質問159〕各地の不登校親の会の状況をどうみていますか
(9)不登校親の会の状況
不登校の親の会は以前はもっと活発であったと思いますが、だんだんしりつぼみになっているように思えますがどうでしょうか。
〔お答え159〕不登校親の会も少しずつ変化してきています
不登校情報センターのサイトには全国の親の会からの情報を掲載しています。
ときどき各地の親の会に連絡をとります。
それによって少しずつですが様子の変化がわかります。
①会員メンバーが固定していると、子どもは学齢期からだんだん年齢が高くなります。
事実上引きこもりの親の会になるところがあります。
この過程で活動を停止してしまうところも少なからずあります。
質問をされたのはこういう事態を見聞きしているからでしょう。
②新しく不登校の親の会が生まれることもあります。
以前と違い親が中心になるところよりも、カウンセラーなどの専門職の人が中心になる、
教育相談室などの行政機関がかかわるところが多いように思います。
独立した親の会というよりもネットワークの一部としての親の会です。
これは引きこもりの親の会についても言えることです。
③親の会で中心的な役割をしていた人がカウンセラーになっているところも少なからずあります。
そこはそのカウンセリング室の協力団体の状況になります。
全体としてこれらは親同士が自主的につくった親の会から
専門的な人がより深くかかわる親の会に移行しているといえるのではないでしょうか。
以上は、2013年1月20日に愛知県武豊町での講演とその後に参加者からの質問に答えたことです。
全部で10項目あります。「不登校・引きこもり質問コーナー」に〔質問151〕~〔質問160〕として回答に加えます。
タイトルを他のこのコーナーの他のものと近づけるように変えました。
新しいタイトル名で次のようになります。
(質問151)お答え:子どもがしていることをやめさせるのではなく伸ばすー松田武己
(質問152)お答え:分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
(質問153)お答え:能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己
(質問154)お答え:ゲームをやめさせるのではなく別の関わり方を持ち込むー松田武己
(質問155)お答え:成果を急がず信頼関係をつくるのが出発ー松田武己
(質問156)お答え:個人ができそうなことを始めSOHO共同体をめざすー松田武己
(質問157)お答え:医師との協力は望むが方法はその経過等によりますー松田武己
(質問158)お答え:居場所にくる人の状態を認めそこからの出発が支援ですー松田武己
(質問159)お答え:不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
(質問160)お答え:オーソドックスな活動が波及しやすいのでは?ー松田武己
講演「長期化する引きこもり支援活動」
回答者と所属団体
松田武己・不登校情報センター相談室