インターネットの魅力とe‐ラーニング
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2018年2月7日 (水) 22:00時点における版
インターネットの魅力とe-ラーニング
~いつでも・どこでも・だれでも学べる学習環境~
『情報社会におけるITの活用ーその1』
庄司一也(中央法律専門学校 専任教員)
現在インターネットのユーザーは老若男女を問わず大規模大多数になり、さらに増え続けています。
併せて、システムやテクノロジーの進化も著しく、今まで使い慣れていたソフトやハードが突然大きく変わることも少なくありません。
しかし、システムやテクノロジーの進化は利用者にたくさんの恩恵を与えてくれていると思います。
今回取り上げる「e-ラーニング」も歴史は比較的新しいものですが、現在猛スピードでバージョンアップが進んでいます。
「e-ラーニング」とは、その名のとおり、electronic(エレクトロニック)の力を利用して学習するシステムです。
正確には「電子的なものを利用した学習形態全般」のことを指しますが、現実には「インターネット教育(通信教育)」と考えていただければほぼ間違いありません。
さて、「インターネットを利用して学ぶ通信教育」と「従来型のテレビ・ラジオや郵送などで学ぶ通信教育」では何が違うのかというと、大きく以下の3つになります。
いうまでもなく、インターネットの最大の利点のひとつに「いつでも・どこでも・だれでも」というキャッチフレーズがあります。
すなわち「時間を選ばすオンデマンド方式で」、「場所の制限がなくネット回線を利用できれば国内・国外どこでも」、「障害を持つ方でも、高齢者でも」、どなたでも利用できます。
このメリットを学習環境に応用したのが、「e-ラーニング」です。
一例をあげれば「e-ラーニング」は、ビデオオンデマンド方式にて授業動画や黒板スライドを視聴し、教員には電子メールや掲示板にて質問し、学習相談はテレビ会議システムを使用して面談を行います。
また、レポートは電子ファイルをアップロードして提出し、テストはオンライン試験(ネット上でクリックして解答を選択等)です。
学習内容は自分のペースで進める半面、怠けるとどんどん学習が遅れてしまうという特徴も持っていますが、本当に勉強意欲がある方にとってはとても素晴らしいシステムです。
なお、授業はインターネットで行い、定期試験はスクーリングにて行うブレンド型教育と、完全100%「e-ラーニング」のみで学習を行うフル型があり、両者それぞれ利点欠点を持っています。
私個人として、この「e-ラーニング」の最も良いところは、学習をしながらITリテラシー能力も向上させることができ、WEBコミュニケーションも学ぶことができることだと思います。
今回は「e-ラーニング」の簡単な説明で終わりますが、機会があれば、その詳細についてご紹介したいと思っております。
目次
①インターネットの魅力とe‐ラーニング
②E-ラーニングの特徴と学習方法
③双方向性を活用したe-ラーニングのサポート体制
④E-ラーニングの効果的な学習方法
⑤E-ラーニングの課題と種類
⑥WEB2.0の世界とe-ラーニング
⑦ネットマナーとコンプライアンス(上)
⑧ネットマナーとコンプライアンス(下)
⑨E-ラーニングを受講してよかった点
⑩E-ラーニングを受講して大変だった点