カテゴリ:静岡県(地域)
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+ | 男子高校生は女子高校生の妊娠を知っていたとされるが、「誰にも相談していない」と供述しているという。<br> | ||
+ | 同署などによると、女子高校生は今年1月下旬、自宅風呂場で1人で出産したという。出産の連絡を受けた男子高校生が男児を引き取った。<br> | ||
+ | 女子高校生が今月10日、体調不良を訴え母親と医療機関に行った際、医師が産後に見られる体調不良の兆候と診断。医師が女子高校生に確認したところ、出産を認めたという。<br> | ||
+ | 女子高校生の母親が男子高校生に連絡を取り、タオルにくるまれてバッグに入った男児の遺体を医療機関に持参してきたため、医師が同署に通報した。<br> | ||
+ | 男子高校生を10日に、体調の回復を待って15日に女子高校生をそれぞれ逮捕した。<br> | ||
+ | 同署などによると、遺体は体長50センチ程度、体重2500グラム以上の成熟児。へその緒や胎盤は確認できていない。<br> | ||
+ | 目立った外傷はなく、一部腐敗していた。<br> | ||
+ | 2人は別々の学校に通い、交際していたという。いずれも家族と同居していたが、妊娠に気付いていなかったという。<br> | ||
+ | 2人の逮捕容疑は、今年1月下旬に2人の間に生まれ、その後死亡した男児を男子高校生の自宅の自室に放置し、遺棄した疑い。<br> | ||
+ | 2人は容疑を認めているという。同署などは男児の詳しい死因や死亡した経緯を調べる。<br> | ||
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+ | '''県内 出産後の遺棄相次ぐ'''<br> | ||
+ | 「誰かが異変に気付き、連絡してくれていれば、何か支援ができたかもしれない」。<br> | ||
+ | 乳児の遺体を自宅に放置していたとして、県東部の高校生男女が死体遺棄容疑で15日までに逮捕された。<br> | ||
+ | 県こども家庭課の担当者は、県内でまたもや起きた若者による乳児遺棄という痛ましい事件に険しい表情を見せた。<br> | ||
+ | 県内では近年、母親が出産直後の乳児を遺棄する事件が相次いでいる。<br> | ||
+ | 一昨年には沼津、下田両市でそれぞれ20代の母親が殺人や死体遺棄の容疑で逮捕された。<br> | ||
+ | 県警によると、今回逮捕された高校生2人は妊娠や出産について誰にも打ち明けず、乳児は病院などに運ばれることもなく命を落としたとみられる。<br> | ||
+ | 望まない妊娠などの悩みを抱える女性のため、県が2012年10月に開設した「妊娠SOSダイヤル」には、3年間で780件の相談が寄せられている。<br> | ||
+ | その3分の1を10代が占めていて「若い女性ほど身近な人に相談できずにいる傾向がある」という。<br> | ||
+ | 県や市町は、地域ごとに設けた要保護児童対策地域協議会(要対協)のネットワークに学校関係者を含めるなど、情報収集の網を広げて、悩む妊婦の発見に努めてきた。<br> | ||
+ | その中で起きた今回の事件は関係者に衝撃を与えている。<br> | ||
+ | 同課の担当者は「秘密を保護しながら母子の健康を守る方法はある。<br> | ||
+ | 母親本人が声を出せない場合、周囲の人でも情報を寄せてほしい」と話した。<br> | ||
+ | <br>〔2016年2月22日・貧困ネット、平成28(2016)年2月16日 静岡新聞 朝刊〕<br> | ||
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2016年2月24日 (水) 20:33時点における版
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非確認情報
◆周囲 妊娠に気付かず 高校生、乳児遺棄事件-富士署
出産間もない乳児の遺体を自宅に遺棄したとして、いずれも10代で県東部に住む男子高校生と女子高校生が15日までに富士署と県警捜査1課に死体遺棄の疑いで逮捕された事件で、女子高校生の妊娠に周囲は気付いていなかったとみられることが同日、捜査関係者への取材で分かった。
男子高校生は女子高校生の妊娠を知っていたとされるが、「誰にも相談していない」と供述しているという。
同署などによると、女子高校生は今年1月下旬、自宅風呂場で1人で出産したという。出産の連絡を受けた男子高校生が男児を引き取った。
女子高校生が今月10日、体調不良を訴え母親と医療機関に行った際、医師が産後に見られる体調不良の兆候と診断。医師が女子高校生に確認したところ、出産を認めたという。
女子高校生の母親が男子高校生に連絡を取り、タオルにくるまれてバッグに入った男児の遺体を医療機関に持参してきたため、医師が同署に通報した。
男子高校生を10日に、体調の回復を待って15日に女子高校生をそれぞれ逮捕した。
同署などによると、遺体は体長50センチ程度、体重2500グラム以上の成熟児。へその緒や胎盤は確認できていない。
目立った外傷はなく、一部腐敗していた。
2人は別々の学校に通い、交際していたという。いずれも家族と同居していたが、妊娠に気付いていなかったという。
2人の逮捕容疑は、今年1月下旬に2人の間に生まれ、その後死亡した男児を男子高校生の自宅の自室に放置し、遺棄した疑い。
2人は容疑を認めているという。同署などは男児の詳しい死因や死亡した経緯を調べる。
県内 出産後の遺棄相次ぐ
「誰かが異変に気付き、連絡してくれていれば、何か支援ができたかもしれない」。
乳児の遺体を自宅に放置していたとして、県東部の高校生男女が死体遺棄容疑で15日までに逮捕された。
県こども家庭課の担当者は、県内でまたもや起きた若者による乳児遺棄という痛ましい事件に険しい表情を見せた。
県内では近年、母親が出産直後の乳児を遺棄する事件が相次いでいる。
一昨年には沼津、下田両市でそれぞれ20代の母親が殺人や死体遺棄の容疑で逮捕された。
県警によると、今回逮捕された高校生2人は妊娠や出産について誰にも打ち明けず、乳児は病院などに運ばれることもなく命を落としたとみられる。
望まない妊娠などの悩みを抱える女性のため、県が2012年10月に開設した「妊娠SOSダイヤル」には、3年間で780件の相談が寄せられている。
その3分の1を10代が占めていて「若い女性ほど身近な人に相談できずにいる傾向がある」という。
県や市町は、地域ごとに設けた要保護児童対策地域協議会(要対協)のネットワークに学校関係者を含めるなど、情報収集の網を広げて、悩む妊婦の発見に努めてきた。
その中で起きた今回の事件は関係者に衝撃を与えている。
同課の担当者は「秘密を保護しながら母子の健康を守る方法はある。
母親本人が声を出せない場合、周囲の人でも情報を寄せてほしい」と話した。
〔2016年2月22日・貧困ネット、平成28(2016)年2月16日 静岡新聞 朝刊〕
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