お答え:分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
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そういうものがそれなりのレベルでできています。<br> | そういうものがそれなりのレベルでできています。<br> | ||
収入になることとあわせて対人関係・テーマを持って調べることも自立に内容になります。<br> | 収入になることとあわせて対人関係・テーマを持って調べることも自立に内容になります。<br> | ||
− | また個人の成長ともいえます。<br>変化は外から与えられるものとか、変化を自己目的にするのではないです。<br> | + | また個人の成長ともいえます。<br> |
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居場所という場があり、そこで自分にできそうなことを試す(それが自己肯定感の表現です)、そういう条件、周囲の環境づくりができることです。<br> | 居場所という場があり、そこで自分にできそうなことを試す(それが自己肯定感の表現です)、そういう条件、周囲の環境づくりができることです。<br> | ||
その環境を生かすこと、生かすために動き出すのは、自分のこれをやってみよう、やれるのではないかと思えること、それが自己肯定感です。<br> | その環境を生かすこと、生かすために動き出すのは、自分のこれをやってみよう、やれるのではないかと思えること、それが自己肯定感です。<br> | ||
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集団的な自立のもう一面は、個人の活動拠点になることと関係します。<br> | 集団的な自立のもう一面は、個人の活動拠点になることと関係します。<br> | ||
個人の活動のなかで職業的な方向に結び付くものが、(これまでは)対人サービス的なことでした。<br> | 個人の活動のなかで職業的な方向に結び付くものが、(これまでは)対人サービス的なことでした。<br> | ||
− | それを共同する部分、まず各人の企画の検討を話します。<br>話すことが頭のなかにある構想を具体的なものにします。<br> | + | それを共同する部分、まず各人の企画の検討を話します。<br> |
− | 多少の感想も聞けるかもしれませんがそれはとらわれるレベルでなくてもいいのです。<br>それを体験発表や交流会のイベントにします。<br> | + | 話すことが頭のなかにある構想を具体的なものにします。<br> |
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これには情報センターの取り組みに関心を持つ一般社会人や研究者たちの関わることがあります(当事者が動くから応援を得やすくなります)。<br> | これには情報センターの取り組みに関心を持つ一般社会人や研究者たちの関わることがあります(当事者が動くから応援を得やすくなります)。<br> | ||
それらも共同ですが、個人が企画している仕事づくりの営業活動・広報活動になります。<br> | それらも共同ですが、個人が企画している仕事づくりの営業活動・広報活動になります。<br> | ||
− | + | 個人が自分のできそうなことを始めること、他の人が取り組むのを見て自分にできそうなことを考え、試行する機会をさがすこと、<br> | |
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2024年9月24日 (火) 18:21時点における最新版
分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
〔質問152〕集団的な自立と個人の活動拠点をつくるとは?
(2)集団的な自立の内容
不登校情報センターでの社会参加支援の集団的な自立と個人ができる活動拠点をつくることの具体的なことをお聞きしたい。
そこでの当事者の変化とは。
〔お答え152〕分担して作業し共通の広報等を応援する
集団的な自立というのは2つの場面から言えると思います。
1つは情報センターとしてつくるサイト制作に数人が関わることです。
これは共同作業というよりは分担作業です。
共同作業は難しい面がありますが、担当するところを分担し、自分にできること・できそうなところの作業をします。
これは収入になる・収入につながります。
この作業はパソコンを使いますし、①パソコンの使い方(初歩的もの、表組みなど)、
②入力するデータを一定の書式(テンプレート)に当てはめますが、このテンプレートのつくり方、
③分担作業をするなかでわからなくなったときにわかる人に聞いていく関係、…
これらは教え合い習う関係、技術的なことを調べることが必要です。
そういうものがそれなりのレベルでできています。
収入になることとあわせて対人関係・テーマを持って調べることも自立に内容になります。
また個人の成長ともいえます。
変化は外から与えられるものとか、変化を自己目的にするのではないです。
居場所という場があり、そこで自分にできそうなことを試す(それが自己肯定感の表現です)、そういう条件、周囲の環境づくりができることです。
その環境を生かすこと、生かすために動き出すのは、自分のこれをやってみよう、やれるのではないかと思えること、それが自己肯定感です。
自己肯定感を少しずつ引き出していく取り組みです。
その延長が自信ですが、初めからそれを口にする必要はありません。
集団的な自立のもう一面は、個人の活動拠点になることと関係します。
個人の活動のなかで職業的な方向に結び付くものが、(これまでは)対人サービス的なことでした。
それを共同する部分、まず各人の企画の検討を話します。
話すことが頭のなかにある構想を具体的なものにします。
多少の感想も聞けるかもしれませんがそれはとらわれるレベルでなくてもいいのです。
それを体験発表や交流会のイベントにします。
これには情報センターの取り組みに関心を持つ一般社会人や研究者たちの関わることがあります(当事者が動くから応援を得やすくなります)。
それらも共同ですが、個人が企画している仕事づくりの営業活動・広報活動になります。
個人が自分のできそうなことを始めること、他の人が取り組むのを見て自分にできそうなことを考え、試行する機会をさがすこと、
変化にはいろんな面がありますが、ここは大きな変化です。
*なでしこ会の講演と質疑
(質問151)お答え:子どもがしていることをやめさせるのではなく伸ばすー松田武己
(質問152)お答え:分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
(質問153)お答え:能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己
(質問154)お答え:ゲームをやめさせるのではなく別の関わり方を持ち込むー松田武己
(質問155)お答え:成果を急がず信頼関係をつくるのが出発ー松田武己
(質問156)お答え:個人ができそうなことを始めSOHO共同体をめざすー松田武己
(質問157)お答え:医師との協力は望むが方法はその経過等によりますー松田武己
(質問158)お答え:居場所にくる人の状態を認めそこからの出発が支援ですー松田武己
(質問159)お答え:不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
(質問160)お答え:オーソドックスな活動が波及しやすいのでは?ー松田武己
(質問161)お答え:教育的な方法で引きこもりに対応するー松田武己
(質問162)お答え:居場所は管理的でなく学ぶ機会にするー松田武己
(質問163)お答え:引きこもりが長期化し居場所に行けない人への対応ー松田武己
(質問164)お答え:親の会と子どもの外出の関係ー松田武己
(質問165)お答え:選択的で了解的な訪問の方法ー松田武己
(質問166)お答え:繊細な感覚を持っているが言葉化しづらいー松田武己
(質問167)お答え:当事者の仕事づくりを応援するー松田武己
講演「長期化する引きこもり支援活動」
回答者と所属団体
松田武己・不登校情報センター相談室
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