E-ラーニングの特徴と学習方法
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まず、どのような教育機関(提供側・以下便宜上「学校」とします)においても、学習者(学生)、すなわち受講ユーザーはIDとパスワードを配布されます。<br> | まず、どのような教育機関(提供側・以下便宜上「学校」とします)においても、学習者(学生)、すなわち受講ユーザーはIDとパスワードを配布されます。<br> | ||
これを用いて、各学校の学習管理システム(LMS・ラーニングマネジメントシステムといいます)にログインします。<br> | これを用いて、各学校の学習管理システム(LMS・ラーニングマネジメントシステムといいます)にログインします。<br> | ||
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そして、トップページには各科目が掲載されており、どの科目かを選択(クリック)し、受講を開始します。<br> | そして、トップページには各科目が掲載されており、どの科目かを選択(クリック)し、受講を開始します。<br> | ||
これも言い換えれば、通学制であれば教室に入り授業を受けるということと同義です。<br> | これも言い換えれば、通学制であれば教室に入り授業を受けるということと同義です。<br> | ||
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この、サポート体制や双方向性は「e-ラーニング」の根幹をなすもので、最も重要な部分です。<br> | この、サポート体制や双方向性は「e-ラーニング」の根幹をなすもので、最も重要な部分です。<br> | ||
したがってこの部分に関しましては、次回別個のものとして特に詳しく見ていきたいと思います。<br> | したがってこの部分に関しましては、次回別個のものとして特に詳しく見ていきたいと思います。<br> | ||
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+ | '''目次'''<br> | ||
+ | ①[[インターネットの魅力とe‐ラーニング]]<br> | ||
+ | ②[[E-ラーニングの特徴と学習方法]] <br> | ||
+ | ③[[双方向性を活用したe-ラーニングのサポート体制]] <br> | ||
+ | ④[[E-ラーニングの効果的な学習方法]] <br> | ||
+ | ⑤[[E-ラーニングの課題と種類]] <br> | ||
+ | ⑥[[WEB2.0の世界とe-ラーニング]] <br> | ||
+ | ⑦[[ネットマナーとコンプライアンス(上)]] <br> | ||
+ | ⑧[[ネットマナーとコンプライアンス(下)]] <br> | ||
+ | ⑨[[E-ラーニングを受講してよかった点]] <br> | ||
+ | ⑩[[E-ラーニングを受講して大変だった点]] <br> | ||
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[[Category:情報社会におけるITの活用|2011年07月18日]] | [[Category:情報社会におけるITの活用|2011年07月18日]] |
2018年3月9日 (金) 15:43時点における最新版
e‐ラーニングの特徴と学習方法
~授業の受け方と一般的なシステムの紹介~
『情報社会におけるITの活用ーその2』
庄司一也(中央法律専門学校 専任教員)
前回『情報社会におけるITの活用ーその1』では、「e-ラーニング」の簡単な説明で終わりました。
今回は、その「e-ラーニング」では具体的にどのように学習していくのかをやや詳しく見ていきたいと思います。
なお、現在「e-ラーニング」は多くの学校や企業、学習塾、その他講座運営機関にて用いられており、学習内容やシステムはそれぞれの教育提供側によって異なりますが、多くの機関の学習内容は以下のとおりになります(実際に3つの大学での私の学習経験・教育経験を基に紹介させていただきます)。
まず、どのような教育機関(提供側・以下便宜上「学校」とします)においても、学習者(学生)、すなわち受講ユーザーはIDとパスワードを配布されます。
これを用いて、各学校の学習管理システム(LMS・ラーニングマネジメントシステムといいます)にログインします。
そうすると、自分の名前が、学習管理システムのトップページに表示され、自分が学習者としてサイト(LMS)に入場していることがわかります。
いわば、WEB上の学校に登校した状態です。
そして、トップページには各科目が掲載されており、どの科目かを選択(クリック)し、受講を開始します。
これも言い換えれば、通学制であれば教室に入り授業を受けるということと同義です。
まずトップページに「国語」「数学」「英語」「政治経済」など多数の科目が並んでいるところで、「数学」をクリックすると、数学の受講ページに移動します。
そうすると、勉強を初めて開始するのであれば、第1回目授業のスタートボタンやウィンドウが現れるので、そこより学習をスタートします。
それでは、本題の授業の中身に移っていきます。
まずは、科目のお知らせや学習上の注意事項のなどを読み、学則やその他学習上のルールを確認します。
そして、授業の核心である、ビデオクリップや電子テキストを視聴します。
いうまでもなく、「e-ラーニング」はオンデマンド方式を採用しているため、ビデオ授業は繰り返し何度でも視聴することができます。
電子テキストは閲覧のものであれば、何度でもアクセスして読み直すことができますし、ダウンロード形式であれば教材ファイルや教材コンテンツを自分のパソコンに保管しておいていつでも読み直すことができます。
(なお、授業のコンテンツには様々なものがあります。具体的には「ビデオに講師が登場し授業の内容について話すもの」、「ビデオとスライド(黒板と同様)が同梱され、講師の話の内容とともにスライドが変わっていくもの」、「電子テキストでいわゆるレジュメを読んで学習するもの」など、システムやテクノロジーの進化とともに、様々なものが開発されました)
つまり、時間を選ばず、自分の納得いくまで徹底的に学習することができるわけです。
したがって、まず学習方法としてのお勧めは、自分の好きな科目や興味のある分野を選択し(探し出し)、徹底的に納得するまで学習することがよいと思います。
「e-ラーニング」の一つの特徴に主体性というものがあります。
すなわち、学習は自分のペースで進めるため、主体性を持ってしっかりとした計画の下、一生懸命学習すれば、通学制に劣らない(それ以上の)学習効果が得られるということです。
一方で、受講を怠けてしまうと、学習はどんどん遅れてしまい、ついていけなくなってしまいます。
本文のように文字情報だけではイメージもわきづらいと思います。
そこで、実際に「e-ラーニング」を実施している学校等の無料体験や無料受講をしてみることをお勧めします。
最初は興味半分でもよいと思いますので、まずは実際にシステムに触れてみることが一番だと思います。
読者のみなさんにお話するまでもなく、インターネットの世界は「習うより慣れろ」の言葉が最も当てはまる世界です。
なお、サーチエンジン(ヤフーやグーグル)に「e-ラーニング 体験」などとキーワードを入力すると無料体験学習をすることができます。
そこで、「e-ラーニング」の世界では各種学生サポートが充実しています。
まず、教員に「メール」や「Q&Aページ」にて質問をすることができ、メンターと呼ばれる学習アドバイザーが進捗状況やラーニングアドバイザー的な役割を果たします。
またメンターは授業以外の学生生活の困ったことなどの相談も受け付けることが一般的です。
そして最も重要なことは、学生(受講生)同士で、掲示板やメールを通してお互いに助け合いながら学習を進めることができます。
「e-ラーニング」が協調協同学習と呼ばれるゆえんです。
すなわち、「e-ラーニング」はWEBコミュニティを前提として学習を進める、双方向性(「インタラクティブ環境」といいます)教育なわけです。
この、サポート体制や双方向性は「e-ラーニング」の根幹をなすもので、最も重要な部分です。
したがってこの部分に関しましては、次回別個のものとして特に詳しく見ていきたいと思います。
目次
①インターネットの魅力とe‐ラーニング
②E-ラーニングの特徴と学習方法
③双方向性を活用したe-ラーニングのサポート体制
④E-ラーニングの効果的な学習方法
⑤E-ラーニングの課題と種類
⑥WEB2.0の世界とe-ラーニング
⑦ネットマナーとコンプライアンス(上)
⑧ネットマナーとコンプライアンス(下)
⑨E-ラーニングを受講してよかった点
⑩E-ラーニングを受講して大変だった点