ウェブサイトを都市になぞらえる
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2014年12月14日 (日) 23:35時点における最新版
ウェブサイトを都市になぞらえる
居場所ワーク(2)=〔2014年12月7日〕
不登校情報センターのサイトは大きく成長しました。
迷いやすいために迷宮という人がいます。
今回はサイトを別の視点から案内します。
目的は、引きこもり経験者に居場所ワークとは何かを説明するためです。
このサイトを都市にたとえることにしました。
数字の多くは推測数値です。
この都市、とりあえず人口7、8万人の小都市をイメージしてください。
名前はありません。
建物は2万軒あります。
デパート型もショッピングモール型もあります。
しかし多くは一戸建てのものであり、内容の乏しい家も少なからずあります。
その1軒1軒をページといいます。
2万軒のうち、1.5万軒はWikiシステムの建築方法によるページです。
ほかにブログシステムやHTMLシステムの建築方法による建物(ページ)もあります。
家並みの中核は商店街です。
学校、相談室、公共機関などが商店にたとえられる建物(ページ)です。
これらは5000軒(ページ)ほどあります。
都道府県名、市区町村名もそれぞれが1軒になっています。
1000軒ほどになるでしょう(日本の自治体数は2000ほどです)。
ほとんどが町中の物置・倉庫として利用されています。
「タグ」ページというのも数百軒並びますが、これも別種の倉庫にあたります。
町工場(手工芸製造業)みたいなものが、文章ページです。
これは各種あります。
ブログになっているものには数百軒の町工場が並びます。
有名なのが「高齢ひきこもり」といって、毎日の来客者が250人から350人ぐらいいます。
ブログ「イベント情報」ページは長屋式の町工場みたいなものです。
1700軒が続いています。
文章ページには、体験手記やQ&A式の問答になっているものなどもあります。
これらも含めて町工場みたいなものだとみていいでしょう。
私個人、松田武己のページは複合的なページ群です。
ここを町中に例えるなら展示場か宗教施設みたいなものです。
ブログ式の他にWiki式の「論文とエッセイ」「インタビュー」などを含みます。
商店街区画の多くは47の都道府県別に集合商業施設やビルに分かれています。
多くの商店がある都県は、高層ビルでないと全ての商店を収容できません。
最近カウントした「メンタル相談」サイトは。東京都に130軒ぐらいの商店があります。
お店が数軒しかない県では小さな商業ビルに収まります。
なかには空き室になっているところもあります。
シャッター商店街みたいになっているのが公共機関の並ぶ地区です。
看板はあるけれども営業中(内容紹介がある)の店は少ないからです。
それでも保健所なんかはかなり店開きをするようになりました。
毎日多くの人が来客としてこの町を訪れます。
この来客数をアクセス数といいます。
どれぐらいのアクセスがあるのかを正確にカウントすることは難しくなりました。
出入り口が多くあるためです。
一応参考に言いますと、正面玄関は2004年11月21日に開かれ累計60万人が通りました。
裏玄関(WIKI FUTOKO)は、2010年10月に開かれ、累計82万人が通りました。
商店街のあちこちに通路があり駐車場がありそこから出入りする人もいます。
そのいくつかを紹介します。
訪問サポート・トカネットは2006年10月に店開きをして6.7万人が入っています。
2011年1月に開店した、松田ブログ(引きこもり居場所だより)は4.4万人、イベント情報は3.8万人、先ほど紹介した「高齢ひきこもり」は1月遅れて開店ですが15万人です。
2万ページのうちいろんなページが入り口として利用されていますが、全体の入場者数を計算するのは困難です。
同じ人が複数の入り口を通ることもあるので、単純合計で来客数は数えられないわけです。
少なくとも1日1000人というのはきわめて控え目に数えたものです。
1人が1軒だけ訪れるわけではありません。
そういう人もいますが数軒から数十軒を歩く人もいます。
これをページビューといいます。
全部で2万軒ありますし、1日平均1人がどれぐらいになるのかの見当がつきません。
それでも数千軒になることは確かであろうと思います。
別にカウントされない入場者もいます。
行商人にあたる人で、バナー広告はそういうものです。
これだけ人が集まると広告として利用する人が出てくるのです。
とくに昨年秋ごろからいろんな業種の人(広告)が入るようになったと感じています。
じつはこの町には常に建築工事の現場があります。
そのぶん建築する大工(サイト制作者)が不足しています。
というよりは大工さんの作業状態をみながら建築図面(企画)をつくっています。
さらにいえば建築図面を描く企画者も不足しています。
この人材不足と収入面を合わせて次回に書こうと思います。
居場所ワークの可能性をそこからくみ取っていただきたいわけです。
〔連載目次〕
居場所ワークでぼちぼち行こう!
ウェブサイトを都市になぞらえる
不登校情報センターのサイトの収入源
居場所ワークをする人への収入の分配
居場所におけるワークのパターン
居場所ワークに参加している人