居場所ワークに参加している人
居場所ワークに参加している人
不登校情報センターの居場所の参加資格は引きこもり経験のある人です。
引きこもりは状態像ですから実際にはその状態像にあるいろんな人です。
引きこもりになる背景には、発達障害系の人や精神障害系の人もいるはずですが、それらの典型的なタイプはいません。
ほとんど細かなことが気になるとか繊細なタイプといわれる人です。
丁寧すぎるとかスピードが遅いと言われ、臨機応変が苦手…を意識する人たちです。
それでも個人差はかなりあります。
居場所ワークとは通所することが条件になりますから、外出困難な人は参加できないわけです。
外出先としてなじめれば、よく出かける行き先になるはずです。
このことは会員制にも関係します。
いきなり会員になるのではなく、通所できそうだと思える時点で会員になるように勧めています。
お試しで参加してみるのも悪くはないでしょう。
居場所ワークには作業費を支払います。
これはアルバイトとは違い会員であることが条件になります。
その作業のなかでパソコンを習うこともあります。
パソコンを習うこと自体が目的の場合は居場所ワークではないので、パソコン教室として参加してください。
参加する人の年齢はだんだんと高くなっています。
ほとんどが30代以上ですが、20代の人もいます。
20代の人の参加を期待しています。
男女別では男性が8割を占めます。
女性の参加がより多くなることを期待しています。
とつぜん事務作業グループという居場所ワークに参加してもかまいませんが、順序としては相談の形から始めるのがいいと思います。
親と一緒に相談にきてそのあと居場所ワークに加わった人もいます。そういうのでいいのです。
〔連載目次〕
居場所ワークでぼちぼち行こう!
ウェブサイトを都市になぞらえる
不登校情報センターのサイトの収入源
居場所ワークをする人への収入の分配
居場所におけるワークのパターン
居場所ワークに参加している人