(15)大学・短期大学・専門学校(説明)
学校・支援団体の解説構造の「学校関連」
大学・短期大学・専門学校(説明)
〔*『登校拒否関係団体全国リスト』(99~2000年版)第1部「対応する団体・施設」の(15)(1999年3月発行)です。
その後の制度変更、社会状況の変化により、ここに述べてあることはそのままでは通用しないところもあります。〕
大学、短期大学および専門学校(専修学校専門課程)へ進学する元登校拒否体験の学生数は増大しています。
そのなかには、大検合格から大学受験を経て入学した人もかなり増えています。
専門学校の一部には積極的に元登校拒否体験者を受入れようとしている学校もあります。
しかし登校拒否の体験者を特別に受け入れようとか、逆に特別に除こうとするところはないといっていいでしょう。
大学、短期大学を含めてこれらの高等教育機関は、小学校・中学校・高校までの学校とはがらりと違う雰囲気があります。
通信制大学と特修生制度
注目すべきは、特修生制度です。
これは通信制大学、短期大学が設けている制度で、18歳以上で高卒程度の学力があれば、高卒や大検合格の資格がなくても入学できます。
特修生から一般の学生(正科)に移れるかどうかは、それぞれの大学・短期大学の制度によります。
移れる場合には在学中に大検に合格する、一定の科目の履修をするなどが条件です。
また入学条件・取得単位も大学・短期大学によって異なります。
通信大学生を対象とした集団学習の場(サポート校)も設けられています。
現在、通信大学生の卒業率は2%といわれ、きわめて低率です。
学習意欲と学習環境を維持すること、レポート作成の停滞を破ることが必要です。
不登校情報センターでは、ほかの団体と協力してこの現状を改善するため、通信大学生の会の結成をよびかけています。
放送大学
通信制大学と少し違った形が放送大学です。
テレビ・ラジオにより講義を受け、主に自学自習です。
スクーリング(面接授業)のために各地に学習センターも設けられています。
全科履習生は4年以上在籍し、面接授業も含め所定の124単位を修得すると大学卒業となります。
高校中退のまま入学できる選科履習生・科目履習生の制度もあります。
一定の条件を満たせば、選科履習生、科目履習生から正科に移ることもでき、卒業すれば大学卒業になります。
放送大学教養学部
〒261-0014千葉市美浜区若葉2-11
TEL 043-276-5111
FAX 043-297-2781
(1)親の会と体験者の会(説明)
(2)通所施設、宿泊施設(説明)
(3)学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
(4)大検と大検予備校(説明)
(5)小学校・中学校(説明)
(6)中検と夜間中学校(説明)
(7)義務教育制度を補完する方法(説明)
(8)教育委員会・教育行政(説明)
(9)高等学校(全日制)(説明)
(10)定時制高校(説明)
(11)通信制高校(説明)
(12)技能連携校と通信制サポート校(説明)
(13)仕事の学校と就業=就職サポート(説明)
(14)外国の高校(留学・ホームステイ)(説明)
(15)大学・短期大学・専門学校(説明)
(16)児童福祉施設(説明)
(17)医療・心理・保健機関(説明)
(17-2)臨床心理士とカウンセラー、セラピスト(説明)
(18)司法と人権の機関(説明)
(19)電話・文通・出版・体験発表(説明)