カテゴリ:松阪市(三重県)
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◆児童虐待 相談件数は48件 松阪市 15年度 過去5年で最少に
【三重県】松阪市こども未来課家庭児童支援室は、二〇一五年度の児童虐待に関する相談件数が四十八件だったと県へ報告した。
前年度と比べ三十八件減となり、過去五年間で最も少なかった。
内訳は、身体的虐待が三十一件で最も多く、次いで育児放棄(ネグレクト)が八件、心理的虐待が七件だった。性的虐待は二件だった。
同室によると、過去五年間の相談件数は、一一年度が一〇五件、一二年度が一四三件、一三年度が一四二件、一四年度が八六件だった。
大幅に減った要因は分からないが、担当者は「増減の変動は結構激しい。増えたというのは、(児童虐待が)発見できるようになったということ。減ったのは、市や地域が(児童虐待を)発見できなかったことの裏返しとも考えられる」と冷静に分析する。
虐待の原因は場合により異なる。中には「しつけ」と考えて虐待する保護者がいるという。
担当者は「『いけないのは分かっているが、うちのやり方』『自分も子ども時代に親にたたかれて育った』という人も、一人、二人ではなく、結構いる」と明かす。
子育てに困り、虐待に及んでしまったケースもみられるという。
市は児童虐待を含む家庭の相談窓口を設けている。(問)市こども未来課家庭児童支援室=0598(53)4085(平日午前八時半~午後五時)
〔2016年5月24日・貧困ネット、平成28(2016)年5月13日 中日新聞 朝刊松阪紀勢版〕
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