ＮＰＯ法人 希望の園
| 所在地 |
三重県松阪市 |
| TEL |
０５９８・６７・０４８６ |
| FAX | |
熊本応援、障害者らライブ「歌で励ましたい」
８日松阪で、募金も
ジョン・レノンの命日となる８日、松阪市の障害者施設に通う自閉症の人や身体障害のある人らがバンドを結成し、市内のライブハウスでライブ演奏をする。
当日はイベントなどを通じて知り合った熊本市の障害者共同作業所の施設長らも駆けつけて、障害を持っていても才能や個性豊かなマイノリティーアーティストの存在もアピールする。
この音楽イベントは、松阪市のＮＰＯ法人「希望の園」主催で、今年で８回目。
演奏するのは、障害者の通所施設「まつさかチャレンジドプレイス希望の園」に通う利用者や職員のほか、兵庫県尼崎市や浜松市からも障害のある人やフリースクールの生徒たちが加わる。
希望の園の利用者が昨年、熊本市であったイベントに絵画を出品。
熊本市の障害者施設の職員や利用者と交流が深まり、今回のイベントが実現することになった。
当日は、２年前の熊本地震で大きな被害を受けた熊本の復興支援の募金も呼びかける。
今回演奏するのは、熊本市の施設長が作詞作曲した「大丈夫 大丈夫」など。
震災被害者に呼びかけるように「泣かないで 挫くじけないで 落ち込んだりしないで」「大丈夫 大丈夫 君は愛されているから」などと励ます歌詞がちりばめられている。
また、出演者全員でビートルズの「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」（愛こそはすべて）を演奏し、合唱する。
先月から１週間に１度程度、練習を始めたボーカル担当の辻井星ひかるさん（１９）（津市）は「泣いている人たちを歌で励ましたい。熊本の人たちを支援したい」と、本番を楽しみにしている。
小学２年の時に脳性マヒとなって車いす生活が続くボーカルの田中雅士さん（５０）（松阪市）は「イベントを盛り上げて熊本の復興に協力したい」と話している。
「音楽に感謝する日」と題した演奏会は、松阪市市場庄町のライブハウス「Ｍ’ＡＸＡ（マクサ）」で午後４時半に開演。
前売り１人１０００円、当日１５００円。
チケットなどの問い合わせは希望の園（０５９８・６７・０４８６）。
〔2018年12月07日 読売新聞(YOMIURI ONLINE)〕
