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ひきこもり国語辞典・辞書編や行

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2019年10月3日 (木) 06:04時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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目次

や行

焼かれる(やかれる)

エネルギッシュで元気いっぱいの人の中にいると、その熱気で自分が焼却されてしまいそうです。
この感じが焼かれるです。

役割(やくわり)

中心になり、数人をまとめ、全体の方向づけをすることはできません。
中心の人から自分にぴったりのことを見定められて任され、自分の能力(?)に合うと「できるかもしれない」気持ちになります。
そこで自分の役割を果たしていきたいです。
〔類似語・同義語〕役割分担(分担を参照)。

やけになる

焦りの一種です。また焦りを通り過ぎたところの気分です。
それを言動で表すことで、気分を発散するはずなのですが、たいがいは周りの人に迷惑をかけるような二次的な問題を引き起こします。
その派生したことが問題になって責められ、自分で自分を責める状態に追い込まれます。

休み時間(やすみじかん)

中学時代、休み時間になるといつも机で本を読んでいました。
初めはそんな私にも声をかけてきた同級生も、あまり反応しない私にだんだん声をかけてこなくなりました。
別にそんな本を読むのに熱心だったわけではないのですが、静かにしていたかったのでそうしていたのです。
私にとって本を読むことは、同級生との接触を避けながら教室ですごす工夫をしていたのです。
それが教室を居場所にする方法でした。

安らぐ(やすらぐ)

安らぐはいいけれども、「安らげるにようにします」という人には、何かされそうな気がして、逃げたくなります。
似たことに癒されるがあります。
でも「癒してあげます」と近づいてくる人がいると「私が壊してあげます」と言われている感じがして怖いです。
「気持ちが楽になる」のはいいけれども「気持ちを楽にしてあげます」という人には警戒心がわいてきます。
「支援する」というのもあります。押しつけがましくて困ります。
私に必要なのは、自分を認めてそっとしてほしかったことです。

やっかみ

うっかり自慢なんかはしないことです。
それだけじゃなくて、自分にとって嬉しいことも嬉しそうに話さないことです。
自分がやっかみの対象になりかねません。
こんな形であっても打たれる対象になり、そういうのには弱いのです。
「不幸自慢」をしがちですが、反対の「幸福自慢」もほどほどにしています。

やったもん勝ち(やったもんがち)

自分の不甲斐なさを表わすことばです。
あるひらめきがあったのですがそのままになってしまいました。
ところが誰かがそれを行動に移し注目されています。
あー、やればよかったなー、でもとてもできないなー、というのが実感。
そんな自分を表わすとき「やったもん勝ち」と非難がましくいうことでバランスをとります。

やっぱり

まさか何かが起きる、変わるとは思わない、たいしたことではないだろう…期待をしていたわけではありません。
それでももしかしたら…と、ついうっかり「~をしてみた、行ってみた」が、何もなかった。
こんなことを何度か経験しました。
これが「やっぱり」経験だと思います。

やればできる

「やりとげた人」がいうことばです。
やってみてできなかった人には通用しません。
どちらかというと後者の方が多いことも多くの人には内心わかっています。
「やって みなさい」と促しているのでしょうが、TPO(時期、場所、機会)に左右されます。
臆病(慎重、勇気のなさ、不決断)であることは認めてはいるんです。
けれども「やればできる」の一本調子で迫られても心は動きません。

遺言状(ゆいごんじょう)

二十代なのに遺言状を書いたことがあります。
正式なものではありませんが紙に丁寧に書きました。
財産なんか何もないので、この世への思いと感謝とお詫びだけの遺言状です。
大切に保管しすぎて逆にどこに置いたのかわからなくなってしまいました。
頭のなかではときどき書き直しをしています。

友情(ゆうじょう)

辞書には「友人として、相手を思い、また裏切らぬ真心」(『新明解国語辞典』)とあります。
…でも、仲間内でだれかが元気になったり、社会復帰すると友情が崩壊したり、ときには裏切り者扱いされます。
自分に経験のない言葉です。
いつか友情を実感することがあるのでしょうか。

夕闇(ゆうやみ)

陽が沈みかけてうす暗くなったころ、なるべく家から外に出るようにしています。
そうでもしないと外出する機会がなくなるからです。
朝や昼のうちは、近所の目とか明るさ自体が気になって外出するのをつい見送りたくなります。
夕闇を味方にしたいです。

要塞(ようさい)

2階の自室には誰も入れたくありません。
母が掃除をすると言って来たのを拒否してからは家族も入らなくなりました。
入り口付近に物を重ねて入りにくくしました。
もう要塞になっています。

預金通帳(よきんつうちょう)

勤めたことがないので自分名義の預金通帳は必要ではなかった。
というよりそんなことを意識していなかった。
バイトを始めるとき預金通帳が必要と言われて、社会を1つ知った気持ちになりました。

よけいな一言(よけいなひとこと)

言わなくてもいいことを言うのがよけいな一言です。
相手に嫌な思いをさせることが目的の人がいます。
言う人の心根の悪さを表しています。

予行演習(よこうえんしゅう)

どうしても外出しなければいけない日があります。
その緊張を和らげ、慣れる目標で前々日あたりにミニ外出をすること。

予告だおれ(よこくだおれ)

動き出すきっかけか手がかりにしようと、「そのうち行きます」と伝えました。
初めは「行く予定です」だったのが、その場になると動けず、そして今回もやはり行けませんでした。
次は「行けたら行きます」にしようと思います。

世捨て人(よすてびと)

「生涯現役」を主張する元気な人が話しています。
テレビに映る人の言葉です。
「自分とは反対だな」とPくんがボソッと一言。
「生涯現役の反対は何になるはの?」と聞いてみました。
「生涯無役」とでもいうのかな、と構えていたら違いました。
「世捨て人」だそうです。
う~ん、予想を超えている。

弱さでつながる(よわさでつながる)

大リーグのイチロー選手はいいました。
優勝するチームは勝つことでチームメイトとは互いに認め合い強くなる。
ひきこもりは逆の真理も示します。
お互いの弱い面を知り、それを認め合うなかで自分の存在感を得ていくと感じます。


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