(4)大検と大検予備校(説明)
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2012年9月1日 (土) 13:16時点における版
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(4)大検と大検予備校
『登校拒否関係団体全国リスト――不登校・いじめ・高校中退・ひきこもりの相談援助機関』(99~2000年版)、あゆみ書店、1999年3月発行、その第1部「対応する団体・施設」です。
その後の制度変更、社会状況の変化により、ここに述べてあることはそのままでは通用しないところもあります。
大検(大学入学資格検定は)、名称が高卒認定資格に変わり、内容も大きく変わりました。
大検
大検(大学入学資格検定)は、中学校卒業生や高校中退者など高校卒業者以外の人が、大学受験の機会を得られるようにする国家資格です。
年1回、夏に文部省が実施します(願書受付は5、6月。問合せ先は都道府県教育委員会)。
*年2回になっています。
資格取得者は、高校卒業者を受験対象とする大学、短期大学、専門学校、各種学校、各種の国家資格などに、高校卒業同等資格者として受験機会が得られます。
高校中退者は登校拒否の経験者の増大とともに、大検の受験者も増加しています。
近年は、中学校卒業からストレートに受験する人もいます。
合格者は18歳になった時点で正規の資格を得ることになります。
大検予備校
大検を受験する生徒の学習援助の教育機関が大検予備校です。
一般の(大学)予備校のなかのコースとして、大検コースを設けている所もあります。
大検合格とともに大学入試の合格をめざす大検・大学(受験)コースを設けている所もあります。
さらに、学習塾でも高校中退者の大検合格のために、学習援助をしている所がかなりあります。
通信制による大検学習援助もあります。
大検予備校の生徒のかなり多数が、高校中退者・登校拒否の経験者です。
大検予備校ではこれらの生徒に対応するために、登校拒否や高校中退についての理解を深めている教職員が少なくありません。
大検に合格することと、大学入試に合格することとは別のことです。
大検に合格しても、大学入試に合格したことにはなりません。
両者に差があると考えていいでしょう。
大検予備校では大検合格後の指導が大きな課題となり、対応を考えている所が多いようです。
大検予備校によっては、短期大学や専門学校への進学指導もしています。
就職の指導をすることもあります。
現在、大検予備校(および一般の予備校)では、進路指導の形で就職の斡旋をすることはできません(公共職業安定所による就職指導の委任を受けることができません)。
定時制・通信制高校との併修
大検に合格するには必修科目および選択科目合計11科目または12科目に合格しなければなりません。
定時制高校、通信制高校、高等専修学校の在籍生・中退者、そして全日制高校(および高等専門学校)の中退者は、それぞれの高校(および高等専修学校)在籍中に履修し取得した科目の単位を、大検受検科目に合格したものとみなされます。
定時制・通信制高校(高等専修学校)の在籍生は大検と併修できるわけです。
全日制高校(および高等専門学校)在籍生の場合は大検を併修できません。
一方、定時制・通信制高校においては、大検で合格した科目を、その在籍する高校における履修単位として認められることがあります。
実際に認めるかどうかは高校側での制度設定に左右されます(進路・就職研究会『定時制・通信制高校と大検の活用』桐書房を参照)。
(1)親の会と体験者の会(説明)
(2)通所施設、宿泊施設(説明)
(3)学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
(4)大検と大検予備校(説明)
(5)小学校・中学校(説明)
(6)中検と夜間中学校(説明)
(7)義務教育制度を補完する方法(説明)
(8)教育委員会・教育行政(説明)
(9)高等学校(全日制)(説明)
(10)定時制高校(説明)
(11)通信制高校(説明)
(12)技能連携校と通信制サポート校(説明)
(13)仕事の学校と就業=就職サポート(説明)
(14)外国の高校(留学・ホームステイ)(説明)
(15)大学・短期大学・専門学校(説明)
(16)児童福祉施設(説明)
(17)医療・心理・保健機関(説明)
(17-2)臨床心理士とカウンセラー、セラピスト(説明)
(18)司法と人権の機関(説明)
(19)電話・文通・出版・体験発表(説明)