Center:(4)対人関係の依存と自立の構造
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次にこの対人関係をより段階的に見ていくことにします。<br> | 次にこの対人関係をより段階的に見ていくことにします。<br> |
2019年1月2日 (水) 16:27時点における最新版
(4)対人関係の依存と自立の構造
Aさん、Bくん、Pさん、Qくんと4人のことを思い出しながら対人関係の一面を紹介しました。
次にこの対人関係をより段階的に見ていくことにします。
そのためにAさんとBくんに代表に出てもらうことにしました。
Aさん──対人関係において精神的依存状態にある人たち(Aクループとしましょう)の一人です。
Bくん──やや元気があり、対人関係において精神的自立のある人たち(Bグループ)の一人です。
ここでは、精神的依存と精神的自立がキーワードです。
その意味内容を少しずつ明らかにしていきます。
引きこもりを経験した人にとって、話し相手、友人を求めることは自然なことです。
それは引きこもりから抜け出す法則的ともいえる条件と一致しています。
Aグループの人同士の間では、人間関係はなかなか成立しません。
現実には当人同士はそれぞれAグループに属すと思っている人の間で、ある継続的で変則な友人関係がありますが、これは、少なくとも一方がAグループに属するものではないと考えたいところです。
Bグループの人同士の間で、人間関係が友人関係にすすむことは当然です。
その条件は、仲良くなるにしても仲良くなれないにしても、お互いの意志が表れます。
同性同士だとうまくいく、男女間だとうまくいく、年齢差、個人的関心や趣味などが関係します。
注目すべきはAグループに属する人とBグループに属する人の関係です。
それをAさんとBさんの関係としてみることにしましょう。
問題になることもあれば、サポートの形としてすばらしくなるものもあります。
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