(3)専修学校の現状
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専修学校は1991年4月現在3373校になりました。そのうち約9割が私立学校であり、私立中心の教育機関です。<br> | 専修学校は1991年4月現在3373校になりました。そのうち約9割が私立学校であり、私立中心の教育機関です。<br> | ||
一般に私立学校への国や自治体の予算支出は少なく、それが専修学校の設備や教育体制の不備となって表れる場合もあります。<br> | 一般に私立学校への国や自治体の予算支出は少なく、それが専修学校の設備や教育体制の不備となって表れる場合もあります。<br> |
2018年2月7日 (水) 23:47時点における版
専修学校の現状
専修学校は1991年4月現在3373校になりました。そのうち約9割が私立学校であり、私立中心の教育機関です。
一般に私立学校への国や自治体の予算支出は少なく、それが専修学校の設備や教育体制の不備となって表れる場合もあります。
また、学費も私立高校・大学並み(初年度100万円程度)のところが多く、日本育英会や各自治体、各校独自の奨学金が利用できる場合もありますが、
大多数の学生(および家族)にとっては高い自己負担額となっています。
特に専門学校(専門課程のある専修学校)のなかには、大学同等の高度な教育内容で、各業界から多大な信頼を寄せられている学校もありますし、
一般の高校・大学では学べないユニークな学科設置校もあります。
一方、専修学校の歴史が浅いこともあり、教育重視よりは水増し入学で「金もうけ重視」に走ったり、
入学案内掲載の「有名人講師」の授業が実際はほとんどなかったり、生徒募集後入学金を集めて倒産したりという、
教育機関としての信頼を自ら失墜させるような事件を起こしている学校もあります。
専修学校が職業技術面の教育機関として現在のように多数の学生に選択されている現状から、学生・社会の信頼にこたえるためにも、
誇大広告の規制や学生の学習保障と講師の質的向上などが求められています。
専修学校に入学しようとする人は、できるだけ自分で学校を見て決めたほうがいいとはよく言われますが、在学・卒業している先輩などから、
学校側の主催する説明会や入学案内では知ることのできない、「学校の実情」をよく聞いておくことも必要ではないかと思います。
(1)専修学校(説明)
(2)専修学校と各種学校
(3)専修学校の現状
(4)教育内容と分野・学科
(5)専修学校の三つの課程
(6)専修学校での就職指導