(11)通信制高校(説明)
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通信制高校は、特に公立の場合は遠距離や離島など交通の便が図りにくい生徒のスクーリングに対応するため協力校を置いているところがほとんどです。<br> | 通信制高校は、特に公立の場合は遠距離や離島など交通の便が図りにくい生徒のスクーリングに対応するため協力校を置いているところがほとんどです。<br> | ||
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2021年9月3日 (金) 11:28時点における最新版
学校・支援団体の解説構造の「学校関連」
通信制高校(説明)
〔*『登校拒否関係団体全国リスト』(99~2000年版)第1部「対応する団体・施設」の(11)(1999年3月発行)です。
その後の制度変更、社会状況の変化により、ここに述べてあることはそのままでは通用しないところもあります。〕
通信制高校生は近年ずっと増加傾向にあり(16万人、98年)、登校拒否生や高校中退者の受け皿になっています。
ある調査によると、中学校卒業後、直接に通信制に入学した生徒は21.9%、全日制からの転編入52.6%、定時制からの転編入1.1%、高校中退者の再入学21.7%です(進路・就職研究会『定時制・通信制高校と大検の活用』桐書房、通信制高校生数13754人の内訳)。
生徒は主に自宅でテキストにより学習し、指定のレポートを作成して学校に送ります。教師はそれを添削し、学習を指導し、評価します。
月に数回、スクーリングがあります。年間のスクーリングを一定期間に集中して行うこともあります。
日曜日に行われることが多いようです。
そしてテスト(試験)を受け、合格すればその科目の単位を取得することになります。
テストだけの合格では単位認定になりません。
生徒は、完全に自学自習をする人、近くの学習塾に通って学習する人、サポート校(後出)に通学する人、大検との併修をめざす人、家庭教師を頼む人などいろいろな形をとります。
完全な自学自習は、強い意志で自己管理をしないと、結局つづけられなくなります。
通信制高校は各都道府県に1校以上はあります。
公立通信制高校は同一都道府県内の居住者が対象です。
学年制の高校と単位制の高校の2種類がありますが、通信制はもともと単位制的発想の高校なので、両者の実質的な違いはほとんどありません。
私立校は、広域通信校で、生徒の居住地は同一都道府県内とはかぎりません。
広域通信制高校(私立)では、本校のほかに生徒のスクーリングに対応するため東京圏や大阪圏など各地に分校(キャンパス)やスクーリング対応機関・協力校を置いています。
通信制高校は、特に公立の場合は遠距離や離島など交通の便が図りにくい生徒のスクーリングに対応するため協力校を置いているところがほとんどです。
放送教育による通信制高校
通信教育の一種ですが、特殊なものとしては、テレビ・ラジオによる放送教育をしている通信制高校があります。
自学自習であることに変わりはありませんが、講師の声をきくことができる間接的な対面教育です。
放送教育実施校は次の2校です。
○日本放送協会学園高校(NHK学園高校)
〒186-0003東京都国立市富士見台2-36
NHK教育テレビとNHK第2ラジオによる放送教育です。
生徒は全国各地にいるので、スクーリング対応の協力校も各地にあります。
ほかに公共施設を利用してスクーリングを宿泊研修としています。
○東海大学附属望星高校
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷2-10
TEL 03-3467-8111
FM東京からラジオ講座を放送しています。
首都圏域で放送を受信できる範囲ならばだれでも入学できます。
同校は北海道、静岡、福岡、熊本校があり、このラジオ講座をテープで聞く形で実施しています。
(1)親の会と体験者の会(説明)
(2)通所施設、宿泊施設(説明)
(3)学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
(4)大検と大検予備校(説明)
(5)小学校・中学校(説明)
(6)中検と夜間中学校(説明)
(7)義務教育制度を補完する方法(説明)
(8)教育委員会・教育行政(説明)
(9)高等学校(全日制)(説明)
(10)定時制高校(説明)
(11)通信制高校(説明)
(12)技能連携校と通信制サポート校(説明)
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