専修学校(説明)
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2012年9月17日 (月) 17:59時点における版
専修学校(説明)(1991年)
〔『全国仕事の学校ガイド』 高校出版、『月刊高校生』1991年11月特別編集号に掲載。
掲載は2011年9月につき、この期間に制度として、実態として変更があるのかもしれません。
具体的に関わるときは現状を確かめてください〕
(1)専修学校(説明)
(2)専修学校と各種学校
(3)専修学校の現状
(4)教育内容と分野・学科
(5)専修学校の三つの課程
(6)専修学校での就職指導
専修学校と各種学校
専修学校は1975年に学校教育法の改正によって制度として生まれたものです。
専修学校の成立によって、幼稚園から大学までの学校を除く民間(私立)の教育機関(=学習塾や各種養成所を含む)は、
専修学校、各種学校、そのほかの教育機関の三つに大別されるようになりました。
専修学校と各種学校は、ともに文部省所轄ですが、両者の違いを下の表にしてみました。
この表によって専修学校を各種学校と比べた場合、専修学校は次のように言えます。
(1)修業年限(教育機関)が最低でも同じか長い。
(2)授業時間数がより多い。
(3)学生数が最低でも同じかより多い。
(4)教育内容に専門課程、高等課程の区別がある。
このように専修学校は、各種学校を制度としてより充実させたものと言えます。
しかし、各種学校にも一定の基準がありますし、その基準を満たさないそのほかの民間の教育機関も含めて、
それぞれの伝統・性格・役割を持って存続しているのです。
(1)専修学校(説明)
(2)専修学校と各種学校
(3)専修学校の現状
(4)教育内容と分野・学科
(5)専修学校の三つの課程
(6)専修学校での就職指導
専修学校の現状
専修学校は1991年4月現在3373校になりました。そのうち約9割が私立学校であり、私立中心の教育機関です。
一般に私立学校への国や自治体の予算支出は少なく、それが専修学校の設備や教育体制の不備となって表れる場合もあります。
また、学費も私立高校・大学並み(初年度100万円程度)のところが多く、日本育英会や各自治体、各校独自の奨学金が利用できる場合もありますが、
大多数の学生(および家族)にとっては高い自己負担額となっています。
特に専門学校(専門課程のある専修学校)のなかには、大学同等の高度な教育内容で、各業界から多大な信頼を寄せられている学校もありますし、
一般の高校・大学では学べないユニークな学科設置校もあります。
一方、専修学校の歴史が浅いこともあり、教育重視よりは水増し入学で「金もうけ重視」に走ったり、
入学案内掲載の「有名人講師」の授業が実際はほとんどなかったり、生徒募集後入学金を集めて倒産したりという、
教育機関としての信頼を自ら失墜させるような事件を起こしている学校もあります。
専修学校が職業技術面の教育機関として現在のように多数の学生に選択されている現状から、学生・社会の信頼にこたえるためにも、
誇大広告の規制や学生の学習保障と講師の質的向上などが求められています。
専修学校に入学しようとする人は、できるだけ自分で学校を見て決めたほうがいいとはよく言われますが、在学・卒業している先輩などから、
学校側の主催する説明会や入学案内では知ることのできない、「学校の実情」をよく聞いておくことも必要ではないかと思います。
(1)専修学校(説明)
(2)専修学校と各種学校
(3)専修学校の現状
(4)教育内容と分野・学科
(5)専修学校の三つの課程
(6)専修学校での就職指導