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PeacefulHouseはぐれ雲

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北陸青少年自立援助センター PeacefulHouseはぐれ雲

ピースフルハウスはぐれ雲も見よ 。

運営団体 北陸青少年自立援助センターPeaceful Houseはぐれ雲
理事長 川又直
所在地 〒939-2204
富山市万願寺144番地

TEL 076-467-0969
FAX 076-467-3597
URL
メール farmfirm@ace.ocn.ne.jp
特色(方針・創立趣旨) 「ピースフルハウスはぐれ雲」というのは寄宿塾で、富山でやり始めたのが1987年からです。(2001年にNPO法人を取得)

「子どもを育むのは地域だ」という考えでやっています。
その他に「農業生産法人ファームファーム」それから、グループホームとコミュニティーレストラン「北陸の郷(くるがのさと)」もあります。
基本的には、僕たち、彼らと接していて、「とにかく人は十人十色だ」と思っているわけです。
それで、アドバイスであっても個人個人全部違います。
ですから、ある子にはもう少し辛抱しろよ。ある子にはそんな我慢するな・・・と、言っていることはまるで正反対のときもあります。

個人個人みんな違うんだというところから、接し方も当然みんな違っていくというところです。
活動内容・活動日・活動形態 田畑に囲まれたのどかな場所で、寮のみんなと作業をしながら生活します。

『基本的な生活習慣を身につける。』、これを前提とした生活内容です。
6:30 起床、散歩。朝食準備(係りの者)。
6:50 朝食、清掃。
8:00 勉強会。
9:30 作業。
12:00 昼食。
13:30 作業またはスポーツ。風呂、夕食準備(係りの者)。

18:00 夕食。自由(※農繁期は時間変更有り)、消灯時間はありません。
スタッフ(運営体制) 8名。
見学・受け入れ等 随時。
利用者の声
利用料金 154,000円/月
特記事項 次の世代に残せるもの「次の世代に何を残せるのか。僕は教育と環境を残したい」、理事長の言葉である。

「教育」はこれまで続けてきた引きこもりサポート活動に直結する。兼業でも就農者が増えれば、環境もよくなる。 
入寮する子ども達の特徴として、社会経験の乏しさ、他人とのコミュニケーション力の希薄さが共通する。
引きこもり症状が出始める以前の段階で、これらを体験できる機会を教育として提供したいと考えている。
例えば、最近のいわゆる発達障害といわれる青少年たちが増大している。
対処法は、早期発見、早期対応である。
中学生や高校生で不登校、ひきこもりになったら親から離れての共同生活は有効である。ほとんどが就労できる。

また大学卒でも、発達障害は多い。まず大事なことは環境を変えること、過去の栄光にとらわれず、のんびり農業をすること。
経歴 1980年 静岡の牧場でいわゆる不登校、引きこもり、非行の青少年たちと共同生活を始める。

1984年 青少年創・生連絡協議会設立。戸塚ヨットスクール事件を契機に、共同生活をしている団体が中心となって設立。やがて会員に精神科医、教育者 (官民問わず)も入会。
1987年 PeacefulHouseはぐれ雲を開設。
1991年 シンポジウム「キャラバン隊」開始。当時、「不登校、引きこもりになったら見守っていればよい、やがて自分の力で立ち直る」という説が横行していた。
それは一部の青少年には通用するが、大半はなじまないことを啓発する草の根運動として始めた。
1996年 (有)ファームファーム設立(現在、認定農業法人)。はぐれ雲の寮生が農作業で作った野菜、コメを販売。
当時はNPO法人はまだなかった。青少年の就労のためとりあえず設立。
1996年 (有)サーポートアール。はぐれ雲のOBと近所の篤志家の共同出資で作った会社。カーポート等の施工。寮生たちのアルバイト先として活用。
1997年 万のうらく(万願寺農業を楽しむ会)。地元万願寺の兼業農家6軒で将来の農業を考えた結果、持ち帰り農業を考案。はぐれ雲の強力な支援者。
2001年 NPO法人北陸青少年自立援助センターを設立。
2004年 北陸の郷(くがのさと)開設。
2005年 厚生労働省「若者自立塾」に選定(2010年仕分けにより廃止)。
2006年 再々増築(定員19名⇒22名、スタッフ+2名)。

2010年 高岡地域若者サポートステーション開始(厚生労働省認定事業)。NEET、引きこもり等の若者の相談、就労支援を行う。
紹介文献

乃南アサ『ドラマチックチルドレン』(新潮文庫)。直木賞作家が「はぐれ雲」を書いたノンフィクション。
足立倫行『親と離れて「ひと」となる』(NHK出版)。ノンフィクション作家が川又とこの業界32年の青少年自立援助センター(通称タメ塾)の工藤氏を軸に書いたもの。

日本評論社編集部『田んぼの真ん中、はぐれ雲~自立する若者たち』(日本評論社)2014年
情報提供年月 2015年11月
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