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Job:通関士

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通関士

〔2003年原本〕
輸出入をする業者に代わって、税関に提出する通関書類の審査などを行うエキスパートです。
税関において司法書士的な役割をします。
通関の手続き自体は、貿易業者であればだれでも行うことができます。
しかし、事前に検査を必要とする貨物があったり、輸入においては関税や国内課税の対象になっているものもあり、また法律知識も伴います。
そこで実際には、貿易業者はこの手続きを専門の通関業者や自社に通関士を雇用して任せています。
通関士の仕事は、輸出申告書、輸入(納税)申告書、減免税申請書などの書類を作成することになります。
このほかに、税関検査の立ち会い、税関の調査・検査・処分への不服申し立ての代行も行います。
このとき、不服伸立書や修正申告書などを作成します。
ここで必要な知識や技術は、通関業法、関税法、関税定率法、外国為替および外国貿易管理法などの諸法にもとづくものです。
運輸業者や倉庫業など、通関業務を行うところでは、営業所に必ず通関士をおかなくてはなりません。
通関士の業務内容は、通関業者だけでなく、貿易商社、メーカー、銀行、デパートなどでも必要なもので、
これらの業界の海外部門や貿易手続担当者には、通関士の有資格者がいます。
通関業のある営業所は、港湾・空港など全国に1200か所以上に広がっています。
しかし90%は首都圏、阪神圏、中京圏に集中しています。
仕事の条件としては、荷積み・荷卸時にかかわって、時間外労働が多くなります。
体力のいる仕事です。
通関士になるには、通関士試験に合格しなければなりません。
通関業企業に就職して実務を覚えながら、必要な法規関係を学ぶのが1つの道です。
大学や専門学校でこれらの法規と書類作成学んで資格試験にチャレンジする道もあります。
英語力も不可欠です。
収入は、就業先の給与水準によりますが、手当支給されること多いようです。
手当は月1万円前後です。
それでも〔並〕ないし〔やや高〕です。

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