Job:民間救急隊員
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民間救急隊員
〔2003年原本〕
民間救急車の乗務員です。
利用者は、身体障害者、妊産婦、軽症だが歩けない状態の人の入退院時、骨折し処置のすんだ患者の転医、高齢者が老人ホームに入所するとき、など。
乗務員の仕事内容は、寝台つきの自動車の運転ですが、利用者の状態によっては応急措置も必要です。
車には担架(たんか)、毛布、包帯、消毒器、無線機などが装備され、それを使いこなす技術が必要です。
難しいのは、当人や家族が軽症と考えているのに、状態は消防救急車が必要かどうかの判断です。
車には赤ランプやサイレンがつけられないので、通行条件に優先はありません。
利用者の容体が大変危険な状態になったときには119番で消防救急車に連絡し、
状態によっては救急隊にひきつぐことが義務づけられています。
このため一部の業者の車には医師や 看護師が同乗することもあります。
タクシー会社などにも寝台タクシーなどをもっているところもあります。
東京のばあいは、これらの患者などの輸送事業会社ができています。
民間救急隊員になるには、民間救急会社に就業すること。
資格は自動車運転免許(第2種)。
そして入社後、消防機関が実施する乗務員用の講習を受けること。
1989年から各地の消防機関は、一定基準の条件を満たす事業者に、民間救急車マル適マークを発行しています。