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Job:服飾デザイナー

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服飾デザイナー

2003年原本
仕事は衣服のデザインの決定、使う材料の選択、裁断、縫製などの企画・製作が主になります。
衣服を製作する自営のばあいは販売がつきます。
繊維メーカーや大規模なファッション事務所になるとパタンナーやグレーダーなど助手的役割の分担があり、縫製など生産工程は完全に離れてしまいます。
注文服(単品生産型)、既製服(少量生産型)あるいは制服(大量生産型)などのデザインがあります。注文服のデザインは注文主の体型や好みによって左右されます。
既製服やブランド物になると、対象は不特定で、むしろデザイナーの力によって、人気が大きく変わってきます。
いわば衣服の流行をつくることであり、色彩や造形のセンスが問われる仕事になります。
繊維メーカーのなかには、色や素材は企画担当者が決めるという分業のできているところもあります。
自営型のばあいは、企画、製造、販売まで一点一点をすべて担当します。立ち仕事が多く、納期に追われて残業や深夜作業も珍しくないようです。
服飾デザイナーは、実際に働いている数で8000人前後といわれますが、仕事内容は上のように就業形態にとってかなり変わります。
服飾デザイナーになるには、美術系大学のデザイン科、デザイン専門学校で学び、希望のメーカーやブティックに入ることです。
特別な資格はいりませんが、日本洋裁技術検定協会が検定試験を行なっており(1~3級)、2級以上だとメーカーへの就職は有利だといわれています。
しかし、実際に就業してから後の実務訓練の蓄積が、本当の力をつけていく場になります。
平均して5~6年すれば、服飾デザイナーになるといわれますが、もちろん個人差はあります。
ファッションデザイナーといわれる(自称、他称)のはその一部の人になります。
最近はデザイン場面にコンピュータの導入が進んでいます。
しかしコンピュータは道具で、デザイナーに問われるのはデザイン力であることに変わりはありません。
就業先は繊維メーカー、デパートのデザイン部が多く、自営型としてはデザイン事務所、ファッションスタジオやブティックがあります。
デザイン指向の人は自営型がいいのですが、作りたいものと売れるものの差に悩み、苦労の多い接客業になる可能性があります。
女性が大多数ですが、男性もかなりいます。
〔給〕は、メーカーで〔並〕。
自営型は〔やや低〕の見習いからスタート。
それ以降は“実力と運”によって大きく変わります。
〔参考〕(社)日本デザイナークラブ
〒106-0032 東京都港区六本木4-1-27三河台ハウス 
TEL03-3583-8470

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