Job:指物師
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指物師
〔2003年原本〕
指物師(指物師)は釘(くぎ)を使わず木片を組み合わせて木工材料、木工品を作る仕事、寄木(よせぎ)細工師です。
作り方はさまざまです。
直角2等辺3角形の木片を2本、長辺同士を貼り合わせて正四角形を角棒にする。
板をジグソーパズルのように組み合わせて(枡(ます)式)、板や角材を作るなど。
材料の木は、桐(きり)、欅(けやき)、漆(うるし)、桂(かつら)、壇(たん)などで、木の色や相を利用して模様をつくることもできます。
その寄木を材料にして、棚(たな)、文机(ふづくえ)、小箪笥(たんす)、硯(すずり)箱、卓などを作ります。
ほとんどが工芸品になります。
かつての指物師の作っていたものは日常つかう実用品です。
しかし、これらの作品は実用品であるとともに、それ以上に装飾品と評価されています。
今日ではほとんどが機械的な大量生産やプラスチック製品などが出回っています。