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Job:マーケットリサーチャー・マーケッター

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マーケットリサーチャー・マーケッター

2003年原本
マーケットリサーチャーは市場調査員です。企業や団体の依頼を受けて、特定の商品について調査します。
調査の方法は、調査対象の相手に直接にきく面接調査から質問書やアンケートをつくって調査対象に郵送するばあいなどの方法があります。
また、臨時の調査員を募集し、その指揮・監督をするものと、自ら調査につくものなどに分けることができます。
仕事の内容は、この調査に付属する調査対象の設定やリストアップ、調査項目づくり(以上は依頼者が用意することもある)、集めたデータの集計、分析も欠かせません。
マーケットリサーチャーはマーケッティングリサーチ専門会社で働いています。
個人では信頼性の問題などで仕事の依頼はありません。
調査後の集計、分析はできるだけ早くしないとデータがそれだけ古くなりますから、短期間に集中する仕事です。
コンピュータで処理し、処理能力は高まっていますが、その分データ集約日数も短くなっています。依頼から、調査報告書の提出まで1~2週間です。

マーケッターは、製造会社や販売店、広告代理店の市場調査担当者です。自分で実際に調査するタイプと、マーケットリサーチャー(その事務所)に依頼してデータを集めるタイプがあります。
これら企業や広告代理店のシンクタンク、データバンクになります。
広告代理店では、マーケティングディレクター(MD)とよばれ、(⇒)AEがクライアントへ企画を説明するときのデータ的な裏付けとなり、AEの活動を支援しています。
マーケッターは市場調査にもとづき、生産・販売計画、宣伝計画などの立案をしたりする人もいます。
中小企業では、これらが分業化していないし、1つの商品について(⇒)マーチャンダイザーのような仕事になる人もいます。
さらに、調査方法の新しい形として口コミ型、井戸端会議型など、非常にソフトな方法で、しかも宣伝と結びついた方法が生まれています。
主に主婦がモニターになり、ある商品を実際に使ってみたり、食べてみて、感想や意見をきき、それを集約してレポートにまとめます。
広告宣伝の側からこの方法に入っていく形と、市場調査の側からこの方法に入っていく形(いずれも企業になっている)があり、後者には情報問屋を自称の職名にしている人がいます。
マーケットリサーチャー、マーケッターになるには特別な資格はいりません。
情報やデータを集約し、分析する力(パソコン、ワープロを使えるといい)、一般教養的な社会心理学や経済学上の知識が必要です。
実際に実務経験を重ねながら、一方でこれらの専門的な知識を身につけていく人が多いようです。
大学でマーケッティング論を扱う商業科系の知識がベースになります。
勤務条件はマーケットリサーチャーが調査対象に合わせたり、集計のために不規則になることがありますが、全体的に週休2日制が採用されています。 
〔給〕は〔並〕

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