Job:プラスティック製品成形工

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プラスチック製品成形工

〔2003年原本〕
プラスチックを原料とする各種製品の製作者です。
作る製品は、非常に広い分野のものがあります。
機械部品や自動車部品、電気製品、精密機械、包装用資材、土木建築材料、農水産用具、医療機器、文房具、おもちゃ、家具、事務用品、
……日用品から産業用品まで広がっています。
機械を使う工法は、圧縮成形、射出成形、押出成形、積層成形、吹込成形など多くの方法が工夫されています。
このうち圧縮、射出については技能資格が設けられています。
プラスチックを加熱して溶かし、各種の工法で形をつくり、冷却して固めるというのが基本的な工法になります。
その間に色づけをしたり、固さなど性質の特徴をつくる溶剤を加える作業もあります。
仕事の中心は、成形条件を機械にセットする作業です。
そのために成形機械やプラスチック材料、金型の構造についての知識が必要です。
条件設定にはコンピュータが導入されて自動化されている部分があります。
その次に重要なのが機械の監視です。
条件が変化したばあいの不良品続出を防ぐためです。
機械を運転しはじめると夜間や深夜も連続して運転することになります。
これは効率をあげるためです。
このため2交代、3交代の勤務体制になっているところが多くなります。
ただし夜間勤務の離職率は高いといいます。
就業先の多くは、部品作りの中小事業所です。
大手メーカーの一部であったり、下請けになっているところがほとんどです。
プラスチック材料自体は、石油製品で大手の石油化学会社で製造します。
〔給〕は〔やや低〕から〔並〕。