Job:ファッションモデル
ファッションモデル
〔2003年原本〕
最新の衣装を身につけて、ショーや広告で見せ、宣伝に協力する人。
衣装は広告・宣伝をかねたアピール用のものできわめて華麗、豪華なものになり、ファッションモデルはスタイル、
容姿に恵まれていることが条件になります。
化粧美人であればよいということです。
男性モデルのほうが、女性モデルよりは、身長、容姿の基準が厳しいようです。
仕事はファッションショーなどのイベントへの出演と、スタジオなどでの広告用の撮影があります。
トップモデルになると一種のスターになり、他の分野も活躍しています。
ファッションデザイナーの新作発表というファッションショーは、回数は多くなく、出演できる機会は限られています。
しかし、ショーはデパートや各地のイベントなどでも開かれ、
ニューモードの発表会、展示会がいろいろな場所で開かれるようになってきています。
ショーはリハーサルなどの事前準備は大変ですが、観客がいて、反応が感じられて楽しいものです。
普段ではさわれない高価な衣装を着ることになり、気持ちのうえではリッチになっていきます。
モデル事務所に入って、歩き方、からだの表情、目の向け方など基礎的な訓練をうけます。
しかし、仕事をするには、それ以上の表情や表現力がいります。
服を着こなすだけでなく、デザイナーが考えた以上のものを、その衣服からひき出すセンス・工夫もいります。
そのあたりは「モデルは顔でない」といわれるところですが、容姿と若さが幅をきかせていて、30代前半までが主です。
しかし、着る物によっては、かなりカッコいい年配の人もモデルとして活躍しています。
仕事が入っていないときに体調を整えいざというときにベストコンディションにもっていくようにしていなければなりません。
過食も節食もできません。
どこでも着替えのできる度胸はやっていくうちについてきます。
不眠も障害で、疲れはすぐに顔に出ます。
からだが資本の仕事です。
仕事につくにはモデル事務所(厚生労働省の許可制)に登録し、ショーのオーディション(登用テスト)などに応募します。
モデル事務所に入るは、自分で売り込むとかスカウトされるケースが多いようです。
各地で開かれるイベントやコンテストに出場して注目されるようになった人もいます。
収入は知名度・経験などのランクで大きく変わります。
事務所に入って数か月後でも、ショーに出演すれば、1日2ステージ10万円近くになります。
広告用撮影モデルは1日1万円程度の出演料は入れば問題はありませんが、給与的な定期収入はありませんから、
スター的な人を除くと、金銭的に特別にリッチというわけではありません。