Job:セメント製造工
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セメント製造工
〔2003年原本〕
セメントづくりの工程は大きく3つに分かれます。
①原料工程―――石灰石や粘土などを乾燥機にかけ、調合し、原料粉砕機(ミル)で微粉砕します。
②焼成工程―――微粉砕した原料を回転窯(ロータリーキルン)に送入し、重油や微粉炭などの燃料を吹き込んで、加熱します。
半溶融状態になったところで空気冷却します。
この状態をクリンカーといいます。
③仕上げ工程―――クリンカーに石膏と加え、仕上げ粉砕機で微粉砕すればセメントのでき上がりです。
各工程ともコンピュータ付きの大型機械で行なわれ、仕事の多くは、計測器を監視しながら、機械運転です。
セメントは成分が少し変わっても品質がかなり変わるので、原料調合と計測器の監視は大事です。
この大型機械は運転を始めると、2~3か月から1年くらい続けて操業され、夜間も運転をつづけられます。
4組が1日8時間ずつ3交代の勤務体制です。総労働時間はやや短くなりますが、夜間勤務が入ります。
セメント製造工になるには、セメントメーカーに就業することです。
特に資格はいりません。
コンピュータ付き機械の操作が仕事で、機械に強いことが大事です。
社内の研修のほか、新しい機械装置の導入のときは、機械メーカーに派遣されて研修を受けることもあります。
〔給〕は〔並〕です。