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Job:コピーライター

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コピーライター

〔2003年原本〕
商品やサービスを的確に印象強くアピールする文章や広告の作成者。
文章によって商品やサービスの内容を要領よく表すのですが、正確に表すというよりは興味がわくようなものにしなくてはなりません。
その代表なものがキャッチフレーズです。
仕事のために特別の材料は必要としない典型的な知的労働です。
宣伝対象物に関するデータを、時代の雰囲気をとらえて結びつけるセンスのいる仕事です。
時代感覚、好奇心、発想や表現方法の巧みさが求められるので、感性だけで成り立っているわけではありません。
経営感覚(ビジネスセンス)や一般的な社会常識があってこそ、文章力、ことばの技術が生かせる仕
事になります。
時代の“花形”といえる職業ですが、そういわれているのはコピーライターのなかのごく一部です。
むしろ多くは、地味な仕事のくり返しです。
会社案内、製品の取り扱い説明書(⇒テクニカルライター)、チラシ広告など、商業コマーシャルの大舞台から離れたところでの仕事が多いのです。
CM用コピーづくりというよりも、実用的な商品案内にかかわる仕事が多いと考えておいたほうがいいでしょう。
広告づくりは、コピーライター単独でする仕事ではなく、商業デザイナー、商業写真家(フォトグラファー)やイラストレーターの共同作業です。
特別のCMディレクターがいなければ、これらのスタッフのディレクター役になるのがコピーライターです。
コピーライターの多くは広告代理店に勤務していますが、1~2年で転職をくり返し、キャリアを積んでいくというケースが多いようです。
中小の広告制作会社(プロダクション)に属するばあいいは花形的な仕事はあまりありません。
その一方でフリーのコピーライターの活躍が目立っています。
仕事時間は不規則になります。
コピー作成よりも、商品研究や販売・宣伝担当者やスタッフとの打ち合わせに時間をとられるからです。
コピーライターになるには、大手メーカーの宣伝部員に入ることが1つ。
ただし大手メーカーに入っても宣伝部に配属される保障はありません。大手広告代理店の制作部も同じことがいえます。
中小の広告制作会社は比較的入りやすいのですが、脚光を浴びる機会はごく少なくなります。
中小企業(メーカーや販売店)の宣伝部で宣伝コピーを作っている人もいます。
コピーライター専門というのではなく、広告用版下を作るなど、宣伝全般を業務としています。
自称者を入れると2万人のコピーライターがいますがTCCやO(大阪)CCへの入会希望者数からみて専業者の実数は5000人前後といわれています。
収入はフリーのコピーライターは高額(実力があるのでフリーになれる)ですが、ほかの〔給〕は〔並〕ないし〔やや高〕で。上下幅はかなりあります。

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