Interview:引きこもりの方がもつ事情
提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
引きこもりの方がもつ事情
「引きこもり」の方々が抱える事情について、教えていただけませんか?
〔2012-09〕
個人差があることです。
30代以上になった人を想定します。
自分がこれから社会に入っていけないのではないかという不安、親が年を重ねてだんだん動けなくなっている不安が重なっていることがかなり共通ではないかと思います。
一般人には、それなら自分で働き始めればいいのではないかと思うでしょう。
それはあなたに100メートルを10秒で走りなさい、アレルギーのある人がそのアレルギー原を毎日食事に加えながら健康生活を送るようにすすめるものです。
これはあまりいい例えではありませんが、最大のエネルギーを使うのが仕事ではなく、人との接点です。
人アレルギーといってもいいのではないかと思います。
人との接点を持たない仕事、またはホンのわずかなところから人との接触をつくり、アレルギーを解消していく取り組み、この2つの方向から取り組みは進められているように思いますが、本人には大変です。
それにくじけている人も少なからずいます。
そのあたりを心得ていて応援するのが私の役割です。