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お答え:低血圧症状になるトラウマの回復が必要ー赤沼侃史

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低血圧症状になるトラウマの回復が必要―赤沼侃史

〔質問020〕低血圧症でもいける高校はありますか
低血圧症で9月から学校を休みがちな中学生が、チャレンジスクールやサポート校でこのような生徒を受け入れられるところを探しています。
どんな対応をされているのでしょうか。

〔お答え020〕低血圧症状になるトラウマの回復が必要
低血圧、起立性調節障害などは、自律神経症状です。
自律神経症状はストレス状態にある人が出します。
この中学生は何かのストレス刺激に反応をして低血圧症状を出しています。
学校を休みがちと言うことから、この中学生は学校に反応するトラウマを持っていると理解されます。
多くの人は低血圧で体調が悪いから、学校に行きづらい、だから低血圧を治療して治す必要があると考えます。
しかし、低血圧を治療しても学校に行けるようになりません。
低血圧症状を出すトラウマからの回復が必要です。
すでに低血圧などの自律神経症状を出している子どものトラウマは、学校ばかりでなく、学校に準じるような場所にも反応します。
自律神経の症状を含めて、いろいろな症状を出しますし、学校に準じるような場所にも行けません。
いま、この中学生に必要なのは、学校に反応するトラウマからの回復です。
いったん学校を忘れるために、安心して不登校にさせてあげる必要があります。

回答者と所属団体
赤沼侃史子どもの心研究所(登校拒否研究室)

「低血圧症でもいける高校はありますか」にあるページ
お答え:低血圧症状になるトラウマの回復が必要ー赤沼侃史
お答え:病状の改善を図りながら適切な援助をするー木村茂司
お答え:長期的な社会に入る力を育てたいー松田武己
 

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