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お答え:病状の改善を図りながら適切な援助をするー木村茂司

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病状の改善を図りながら適切な援助をする

〔質問020〕低血圧症でもいける高校はありますか
低血圧症で9月から学校を休みがちな中学生が、チャレンジスクールやサポート校でこのような生徒を受け入れられるところを探しています。
どんな対応をされているのでしょうか。
〔お答え020〕病状の改善を図りながら適切な援助をする
低血圧について詳しく調べましょう。
必要なら薬ものみましょう。
低血圧症も精神的な理由によるばあいがあります。
何かのトラブルや困りごとはないか、よく考えたり経験や知識の豊富な人に相談してみましょう。
適応指導教室やフリースクールの利用も考えましょう。
高校は全日制のゆるやかなところであれば入れると思います。
定時制・通信制なら入れるでしょう。
チャレンジスクール、サポート校は通信制高校になります。
大丈夫ですから、まずは診察を受けよく相談をしてください。

I子さんは小学生のころから体は弱くよく休んでいました。
食も細く、体もやせています。
冬はよく風邪をひくし、夏はしんどいです。
病院に行っていろいろ検査をしました。
血液検査では少し問題が出ました。
目とか脳波とか胃を検査しました。
大きな問題はなかったのですが、全体に弱っていました。
血圧系と栄養剤の薬が出されました。
食べ物について詳しく指導されました。
行動は昼間に外に出て散歩を、体を動かすことを勧められました。
心療内科にも行きました。
ストレス性の影響があると言われ、軽い精神安定剤を出されました。
学校は休むことにし、家の中でも体を動かし、親が散歩に連れだしました。
親の休日には山や海に連れていってよく歩くようにしました。
こうして少しずつ食欲も出るようになりました。
体力もまし、体も大きくなりました。
中学校になるころには夕方ときどき親と一緒に学校にも行きました。
勉強はやさしい女子大生を家庭教師につけ、お姉さんのように仲良くなり、勉強も進みました。
中学3年になり、高校進学を考えました。
全日制高校は無理だろうということであきらめました。
通信制がいいのかなと考えたようですが、少しがんばろうと昼間定時制高校を選びました。
公立の定時制高校ですが、午前、午後、夜間の3部制に通信制課程がある高校です。
朝が弱いので午後部にし、続けられないときは同じ高校の通信制に転入できるということです。
受験方針が決まり、内科と心療内科の薬をのみカウンセリングも受け、家庭教師のお姉さんと外出する。
食欲もふえ女子中学生らしい姿になり元気も出てきました。
定時制午後部に合格し、通い続けています。
その子にあった援助をすれば進んで行けるものです。
〔2013年5月〕

回答者と所属団体
赤門学習塾木村茂司

「低血圧症でもいける高校はありますか」にあるページ
お答え:低血圧症状になるトラウマの回復が必要ー赤沼侃史
お答え:病状の改善を図りながら適切な援助をするー木村茂司
お答え:長期的な社会に入る力を育てたいー松田武己

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