飯塚書店『詩の教室』と『講座現代詩』
飯塚書店『詩の教室』と『講座現代詩』
飯塚書店が1956年から1957年にかけて出版した『詩の教室』5冊(定価各180円)と『講座現代詩』2冊(定価各200円)があります。
定価合計1300円になります。これを送料込み1万円で販売します。
架空の古本屋店主というよりは古本愛好家としては、手元におく価値のあるものです。
しかし私以上にこの本の価値を評価する人がいれば降参しましょう。1万円はそういう値段です。
注文は本の注文のしかた2に「『詩の教室』と『講座現代詩』7冊」と書いてお送りください。
各巻の目次を全部載せたいくらいですが、章に相当する「課」レベルを紹介します。
『詩の教室 1 こうしてつくられる』
1、抒情的な詩をつくるために
2、自然的・社会的な詩をつくるために
3、さまざまなアイデアの詩をつくるために
4、さまざまなスタイルの詩をつくるために
5、詩人の出発
『詩の教室 2 近代詩から現代詩へ』
1、明治期の詩を理解するために
(浪漫期の詩人たちについて、象徴派の詩人たちについて)
2、大正期の詩を理解するために
(ヒュウマニズムの詩人たちについて、芸術派の詩人たちについて、生活派の詩人たちについて)
3、昭和期の詩を理解するために
(プロレタリア派の詩人たちについて、現実派の詩人たちについて、抒情派の詩人たちについて、モダニズムの詩人たちについて)
4、戦後の詩を理解するために
5、詩の歴史の意味
『詩の教室 3 外国の現代詩と詩人』
1、イギリスの詩を理解するために
2、アメリカの詩を理解するために
3、フランスの詩を理解するために
4、ドイツの詩を理解するために
5、ソヴェトの詩を理解するために
6、中国の詩を理解するために
7、トルコの詩を理解するために
8、スペインの詩を理解するために
9、チリーの詩を理解するために
10、外国の詩から何を学ぶか(吉岡隆明・大岡信・関根弘)
『詩の教室 4 現代詩を創るために』
1、 現代詩の特徴を理解するために
(現代詩の難解さについて、歌う詩と読む詩の違いについて、詩人の内部と社会的状況について)
2、 現代詩をつくるために
(日常語と詩の言葉について、比喩について、経験と観察について、モチーフとテーマについて、イメージについて、詩の音楽性について、記録と象徴について、アレゴリーと象徴について)
3、現代の詩と批評
(詩論について、批評について)
4、詩を書きつづけてゆくために
『詩の教室 5 みんなで詩を創ろう』
1、抒情的な詩をつくるために
2、愛を主題とした詩をつくるために
3、生産労働を描いた詩をつくるために
4、社会的主題の詩をつくるために
5、政治的主題の詩をつくるために
6、人間の内面を描いた詩をつくるために
7、比喩の詩をつくるために
8、スタイルの異なる詩をつくるために
9、同人誌をつづけていくために
『講座現代詩 1 詩の方法』
1、詩とはなにか
2、現代社会における詩の効用
3、社会的テーマをいかに描くか
4、詩の方法
『講座現代詩 2 詩の技法』
1、モチーフ、テーマ、技術について
2、詩の言葉
3、イメージとリズム
4、比喩について
5、諷刺、アレゴリー