適応指導教室への情報提供の依頼作業
適応指導教室への情報提供の依頼作業(2014年2-3月)
2014年2月から始めた事務作業グループによる適応指導教室への情報依頼作業が一段落しました。
いろいろな面でまとめをしておきます。
今回の作業はかなり徹底的に行いました。
従来の同種の作業が50点とすれば、今回は80点でしょう。
なぜ大幅に点数を上げたのか。
①、これまではTEL番号しかわからなかった適応指導教室のうち、できる限りFAX番号を追求したことです。
もともとFAX番号がないところには、教室のある施設のFAX番号、所在する自治体の教育センターや教育委員会のFAX番号を探し出し、そこにFAX送信をしました。
②、少なくとも適応指導教室のある自治体には1送信できるようにしました。
まったくFAX番号がわからないところにはやむを得ずTEL番号に送信しました。
経験からTEL番号であっても3割ぐらいはFAX兼用で届くことがわかっているからです。
③、この方法の別の成果は(まだ確認は取れてはいませんが)、適応指導教室とは離れた場所にある教育相談室に依頼が届いている可能性があることです。
なぜならFAXによる情報提供依頼は適応指導教室と教育相談室の両方への情報提供を依頼をするものだからです。
④、ところでこれほど徹底したのになぜ100点にしなかったのか。
それはこのFAX番号探しを作業の途中から気づいてその時点から始め、最後は力尽きて不十分になったからです。
今回はここまでのFAX番号探しの到達を可として次回以降に期すことにしたのです。
次は依頼する情報提供の内容についてです。
箇条書きにします。
①、適応指導教室を利用するのに必要な費用:適応指導教室は義務教育の公立の小学校・中学校に相当しますから学費は無料です。
しかし、一般の公立の小学校・中学校ではレクリエーションや特別活動に生徒負担の必要なときがあります。
そういうなものはないのかという確かめの情報提供依頼です。
②、学校給食:たぶん適応教室に来る子どもたちは休みも多いし、登校時間も不ぞろいになることが多いのではないかと思います。
そのあたりを想定しながら昼食=学校給食の実施があるかどうかを確かめたいと思いました。
③、学習指導:適応指導教室においては最優先とはいかないでしょうが、自習その他の方法で学習支援をしているところもあると思います。
その点の情報提供依頼です。
④、親の相談や親を交えた話し合いの機会の有無です。
私が関係する不登校の親の会に子どもが適応指導教室に通いとてもいい経験をし高校進学に進みました。
残念なのは親同士で話し合う親の会かPTAのような場がほしかったと言います。
そういうところはないのかを調べたいのです。
⑤、これらの点を含む情報提供の新しいフォーマット用紙をつくりたいと思います。
さらに別のいくつかの問題があります。
①、名称:
適応指導教室から教育支援センターなどに名称を変更しているところがあります。
長野県では中間教室というところが多いのです。
これは県の教育委員会が関わっているように思います。
②、高校生対象の適応指導教室:
石川県は高校生対象の適応指導教室が全県的につくられています。
他の府県でも高校生対象の適応指導教室をつくっている例を知りました。
③、これらの状態から都道府県教育委員会および都道府県立の教育センター・研究所などを調べる意味があることに気づきました。
今回の適応指導教室への情報提供依頼は一段落しましたが、この部分を追加的な調査と情報提供依頼として取り組みます。
④、実際に適応指導教室と教育相談室からの回答はどれくらいになるのでしょうか。
少なくとも1か月経たないと結論的なことはいえません。
FAX番号を確認する作業により送信数が多くなりましたので、回答数も多くなることは確かのようです。