自殺意識調査
自殺意識調査
4人に1人が「これまでの人生の中で本気で自殺したいと考えたことがある」日本財団調査
本気で自殺したいと考えたことのある人は25.3%ということが明らかになった。
突然だが、あなたは本気で自殺を考えたことはあるだろうか。
日本財団が実施した「自殺意識調査」によって、これまでの人生のなかで、本気で自殺したいと考えたことのある人は25.3%ということが明らかになった。
※グラフありの元記事は下記同タイトルをクリックすることで見ることができます
第3回自殺意識調査結果
日本財団は、2016年から実施している大規模な自殺意識調査の3年目として昨年の回答者に対する継続調査(回答数15,362人:調査1)と、新たに若年層に絞った補充調査(回答数3,126人:調査2)を2018年11~12月にかけ実施。
15,362人の回答結果
これまでの人生のなかで、本気で自殺したいと考えたことのある人 3,889人/15,362人=25.3%。
また、自殺未遂を経験したことがある人839人/15,362人=5.5%という結果に。
本気で自殺したいと考えたこと(自殺念慮)
2016年(第1回)時点で「本気で自殺したいと考えたこと(自殺念慮)」が1年以内にある者を2017年、2018年と継続して調査した。
結果、2017年時点では、67%が「本気で自殺したい」気持ちが継続、2018年時点では68%が継続していた。
自殺未遂:自殺未遂は10人に7~8人が継続
同様に、自殺未遂について調査した結果、2016年時点で自殺未遂を1年以内にした者は、2017年時点で55%が繰り返し経験、2018年時点でも77%が再経験していた。
若年層(18歳~22歳)の自殺念慮・未遂状況
若年層(18歳~22歳)のうち、「本気で自殺したいと考えたことがある(自殺念慮)」と答えた者は、男女平均で30%(男性26%、女性34%)に及んだ。
また、自殺未遂経験があると答えた者は11%(男性9%、女性13%)にのぼった。
若年層(18歳~22歳)は、いじめ・不登校が大きく
「本気で自殺したいと考えた」原因は具体的にはどのようなものだったか、その内容についての質問に対し、男女計で学校問題が48%となり、更にそのうち49%が学校問題における「いじめ」を原因に挙げている。
そのため、若年層の自殺念慮の約4分の1が原因とする大きな問題であると言える。
第3回自殺意識調査
目的 :自殺意識に関する実態把握
実施主体:日本財団
調査日 :2018年11月22日(木)~2018年12月7日(金)
調査方法:インターネット調査(アンケート登録モニターによる回答)
対象 :(1)継続調査 有効回答数:15,362人…続紙「調査対象」参照
(2)補充調査(18~22歳) 有効回答数: 3,126人…続紙「調査対象」参照
関連情報/https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/suicide_measures
〔2019年5/18(土) @DIME 構成/ino.@DIME〕