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緑の環境クラブ

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市民ボランティア団体 緑の環境クラブ

所在地 兵庫県三田市
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地域で輝く人に聞く File_06「SUNだな人。」
◆自然に生かされ、人に生かされすべてのことに感謝の日々
これからも緑の息吹を感じたい
緑の環境クラブ代表世話人
北田香菜子さん Kanako Kitada 三田市学園
「こんな緑に囲まれて過ごせたら、どんなに素晴らしいかしら」
コナラ、マツ、ツツジ――視界を覆う程の木々の緑と、その余白を埋める空の青とのコントラスト。
一幅の絵のような庭のデッキに佇み話すのは北田香菜子さん。
学園に移住した27年前を振り返る。「庭は山の一部」と言うとおり、目前に自然が広がる。
「ここに決めた」一目ぼれだった。都会育ちだった北田さん。
緑は暮らしに欠かせない存在だと確信した。
その3年後、確信は市民ボランティア団体「緑の環境クラブ」の誕生につながった。
「後世に緑を遺(のこ)したい」24年経った現在も、月2回里山に入る。
根底にあるのは自然への感謝。緑は酸素を生み、さまざまな命を支える。
「温暖化で気温が変化すれば、この木はもう二度と生えてこないかもしれない。そこに住む生き物も同じ。
目の前にある自然は当たり前ではなく奇跡です」緑を大切にすることの意味が見えてくる。
里山体験学習支援に取り組むのも、その意味を子どもたちに伝えたいからだ。
北田さんが自然に感謝する理由は他にも。活動を通じて得た人とのつながりだ。
平均年齢が70を超える会員にとって、里山の手入れは決して楽ではない。
けれど「今日も楽しかったね」と皆が喜ぶ。
同じ気持ちを持つ仲間と集えることは最上の喜びだ。
クラブを続けるか迷ったとき、仲間からかけられた言葉が忘れられない。
「居てくれるだけでいいから」。ほっとした。一人じゃないと思えた。
「本当にありがたいこと」その一言に仲間への感謝が詰まっている。 「三田に来たから今の私がいる。これからも緑の息吹を感じて過ごしたい」と話す北田さん。
自然への想いが、人と人を結び、新たな道へとつながる。
幸せの連鎖を確かなものとしているのは、彼女が積み上げてきた「感謝」の日々に他ならない。
「今欲しいのは時間と体力。
今後は『子どもの貧困問題』で助けになれることを模索したい」彼女の志(こころざし)は、これからもこのまちに新たな息吹を吹きこむ。
◆北田さんの熱意に感銘を受け緑の環境クラブに加入した
三輪郷太郎(みわ きょうたろう)さん
市有馬富士森林公園での活動は大変ですが、気持ちよく、心を共にできる仲間と緑に感謝です。
加入して驚いたのは環境学習支援まで行っていること。自然を守るため、次の世代につないでいくことの大切さを教わりました。
これからも自然のありがたみを忘れることなく、感謝の気持ちを持ち続けたいです。
※ラジオ・ハニーFMでもっと詳しく聴けます!【6/15 15時10分~】
〔広報さんだ 令和3年6月1日号〕

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