私の大好きな国
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私の大好きな国
(求め続けたい“子どもの国”)
私の好きな国は、日本やアメリカといった国ではなく、“子どもの国”です。
子どもの国は、実際に存在するわけではありません。
私の心の中にある国です。
大人になると無邪気になれなかったり、本当の気持ちを伝えられなかったり、うそをついたりして、私は心の中に子どもの国をつくるようになりました。
子どもの国では素直になれるので、「ありがとう」「ごめんね」と普通に言えるのです。
大人であることが嫌なわけではありませんが、幼いころの新鮮な気持ちを忘れずにいたいと思うのです。
現実の子どもたちと遊ぶことはありませんが、何にでも興味を示し、いろんなことを始めてみたりと、子どもの国にいるとき、自分が自分の中で成長していると感じることができます。
私は、年老いても心の中に子どもの国を求め続けることでしょう。
〔『公明新聞』2005年5月28日 30歳 家事手伝い〕