研究者・大学院生等への研究参加のお願い
研究者・大学院生等への研究参加のお願い
〔2014年5月〕
例えば「保健所における発達障害への対応」の調査をしています。
回答は80か所以上の保健所からありました。
2年前に「保健所における引きこもりへの対応」をお願いしました。
このときは100か所近くの保健所から回答をいただきました。
全保健所の状況とはいえませんが、ある程度の様子はうかがえる程度の回答をいただいたと判断しています。
これらの調査は私(松田)が企画してきました。
十年以上前から情報提供の出版物発行のために各種の企画をしました。
いまはネット上に掲載する学校や支援団体の情報を提供するためです。
この取り組みも少しは前進して、調査用紙の発送とネット上への掲載はそれぞれ分担できるようになりました。
事務作業グループはこの調査に続いて「不登校と家庭教師」のテーマで家庭教師グループに所定のフォーマット用紙を送りました。
事務作業グループではこのような作業を次つぎと繰り返しています。
それに応じて情報提供いただくための企画が必要です。
先日の事務作業グループでの話しです。
これらの企画による情報収集はある種の社会状況の調査になります。
しかるべき研究者などが来て、フォーマット(調査項目)の企画・作成を見てくれればまた違ったものができるのではないか
(事務作業グループですから請求書の発行とか、台帳の整理など研究の対象にはなじまないものもありますが)。
何を調べるのかはその分野の現状を理解し、どういう問題意識をもつのかに関係します。
それなら若手の研究者や大学院生の参加を期待していいのではないか。
学部学生の卒業論文のテーマにできるものもあるかもしれません。
調査は不登校、引きこもり、発達障害と対応する学校や支援団体、行政機関などに関係します。
分野はいろいろに及びます。
どういうテーマを設定するのか、これまでは基本的に私一人が考えてきました。
教育系、心理系、福祉系、行政制度、社会制度、社会学など社会問題のテーマを考えるにはぴったりのものもあります。
そうは言いながら制約もあります。
そういう研究者や学生を恒常的にお世話していける余裕はありません。
いちばんやりやすいのはこの事務作業に加わっていただくことです。
ちょっと無理なお願いかもしれませんが、毎週水・金曜日の午後2時から2時間行っています。
参加できる日に来ていただいていろいろな雑談をしながら状況を話していくとテーマが見えてくると思います。