熊本県立病院こころの医療センター
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熊本県立病院こころの医療センター
所在地 | 熊本県 |
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思春期患者専用の入院施設 精神科病院の治療効果狙い ―熊本県
熊本県は、県立病院こころの医療センターに未成年患者専用の入院施設を開設し、2018年度から本格稼働させる。
これまでは成人と同じ病棟で受け入れてきたが、今後は未成年向けのスペースを病棟内に設け、児童・思春期専門の医師の下、きめ細かい治療を施し治療効果を高める。
同センターは精神科の単科病院で、未成年者対象の外来診療を12年度に開始。
初年度の患者数は延べ224人だったが、年々増え16年度には1249人に上った。
入院が必要な場合は成人と一緒の病棟で治療せざるを得なかった。
専用の入院施設は定員が20人。13~19歳の中高生を中心に受け入れる。
施設は成人エリアと完全に分離し、専用の食堂や学習室、プレールームを整備。
専門医が患者に合わせた治療プログラムを作成し実践する。
夏休みなど学校のスケジュールが影響するため、未成年患者数の変動は激しく把握しづらい。
その上、児童・思春期の専門医が少なく、専用の入院施設を設けるのは難しいという。
そこでセンターは、12年度の外来開始とともに熊本大学と連携して思春期専門医の養成に取り組み、今回常勤医師6人を確保した。
病院関係者は「外来から入院までの一貫治療体制を早く軌道に乗せたい」(総務経営班)と話している。(了)
〔◆平成30(2018)年2月16日 時事通信 官庁速報〕