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法勝寺温泉別館

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法勝寺温泉別館

種類・内容
所在地 〒鳥取県南部町法勝寺507
代表・運営者
連絡先 【電話】36-8019

地域に広がる子どもの居場所
子ども食堂に代表されるような、家庭や学校以外の子どもの居場所づくりが、全国的に進められています。
核家族化や家庭を取り巻く環境が複雑化・深刻化し、地域とのつながりが希薄となる中、子どもが安心して過ごせる居場所がなく、孤立することもあります。
そのような状況の中ここ南部町では、地域の方の協力によって、子どもの居場所づくりの取り組みが広がっています。
放課後や休日の居場所、学校に行きづらい子どもの日中の居場所など、子どもが気軽に立ち寄り、ありのままの自分で過ごせる居場所がたくさんあります。
今月号では、地域の中に広がっている〝子どもの居場所〞や、その活動に携わる方々の想いをご紹介します。
地域のみんなで子どもを育てる取り組みを知り参加することで、あなたも地域の子どもを育てる一員になりませんか。
■いつでも だれでも 自由に過ごせる
「子ども第三の居場所」
″法勝寺温泉 別館″オープン!
日時:10:00~20:00 ※閉所日…水曜
場所:南部町法勝寺507
◆子ども第三の居場所とは
日本財団では、すべての子どもたちが未来への希望を持ち、安心して過ごせる居場所を設け全国に広げる、「子ども第三の居場所」事業に取り組まれています。
青年海外協力協会南部事務所(以下、JOCA南部)が日本財団の助成を受け、ここ南部町にも「子ども第三の居場所」が誕生しました。
その名も、〝法勝寺温泉別館〞。
場所は法勝寺温泉(旧法勝寺高校跡地)のすぐ近く。
法勝寺宿街道の空き家だった古民家が、家庭や学校に次ぐ、子どもの新たな居場所に生まれ変わりました
◆「ごちゃまぜ」の空間
〝別館〞を利用するのは子どもだけではありません。
地域の人、就労スタッフなど様々な人が「ごちゃまぜ」の環境の中で関わり合いながら、子どもたちが成長していけるよう、誰でも気軽に利用できる飲食店やゲストハウスが併設されました。
「ごちゃまぜ」をキーワードに事業に取り組む法勝寺温泉別館ならではの居場所となっています。
◆共に支え合う存在に
人間関係等の悩みを抱え、家庭や学校に居づらくなったりした子どもたち。
支援センターなどの環境も合わなかった時の居場所はあるのだろうか?
そんな疑問が浮かび、「子どもの選択肢が増えれば」と事業に踏み出したと、中心となったJOCA南部の増田さんは語ります。
「居場所がなくて悩んでいた子どもたちが、この場所でいろいろな人と関わり、地域の人に支えられながら様々な経験を積むことで、地域を支える立場にもなって、自分の存在意義を高めていってほしい」と、悩みを抱える子どもたちの受け皿となる新たな取り組みに熱意を燃やしました。
○開所式で司会を担当した段塚葵衣さんと亀尾亜希さん(西伯小6年)
「司会は緊張したけど楽しくできました。放課後に友達と別館に来て、宿題をしたりして過ごしたいです!」
問合せ:法勝寺温泉 別館【電話】36-8019
〔広報なんぶ 2024年5月号〕

食を通じた 居場所づくり 子ども食堂
子ども食堂は、子どもが一人でも安心して行くことができる無料または低額の食堂で、地域のボランティアを中心に全国で運営されています。
食事の提供だけでなく、子どもや親同士のつながりが生まれる場、地域で子どもを育て見守る世代間交流の場としての役割も持っています。
町内では3か所で子ども食堂を開催しています。
地域の方と楽しく食卓を囲みませんか。
○法勝寺児童館子ども食堂
日時:毎週土曜日 12:30~
場所:法勝寺児童館
法勝寺児童館子ども食堂は、地域の方々に支えられて運営しています。
調理するのは、調理ボランティアの方たち。毎週のメニューは、月に一度調理ボランティアの方が集まり考えています。
開始当初からボランティアを続ける女性は「子どもたちの『おいしかった』の言葉が何より嬉しい。
ボランティア同士のおしゃべりや、子どもの様子を見守ることが、楽しみのひとつになっています」と話しました。
よく利用するという親子は「同じ年頃の子どもたちと一緒にごはんを食べることで、子どもの成長に繋がっています」と子ども食堂の魅力を語ります。
問合せ:JOCA南部
【電話】66-5534 ※要予約
○あまつ子ども食堂「とことこ」
日時:第2土曜日 12:00~
場所:ふるさと交流センター
「子育てで周囲との関わりが少なく悩む方々の居場所をつくりたい」という想いから、あまつ子ども食堂は始まりました。
岩田代表はチャイルドカウンセラーの資格を持ち、食事の提供だけでなく子育て相談の時間も設け、子育て中の方々に寄り添っています。
調理の担当は、調理師免許を持つ地域の方や、子どもボランティア。
子どもと地域との関わりを生み出そうと声をかけ、中学生を中心に調理や受付を手伝ってくれています。
子どもたちも「みんなで料理をしたり接客をしたりして、普段できない経験が出来ている」と楽しんでいます。
岩田代表は「今後は開催回数を増やし、いつでも来れてリラックスできる居場所にしていきたい」と活動の意気込みを語ります。
問合せ:子どもサポートふたば ※要予約
【E-mail】iw_ym-counseling0924@yahoo.co.jp
○宮前子ども食堂
日時:毎週土曜日 11:30~
場所:宮前隣保館 ※予約不要
おいしいカレーが評判となり、毎週80人前後が訪れる宮前子ども食堂。
家族で、子どもだけで、学校帰りに、練習の前に、時には町外からも。
一人でも気軽に立ち寄れてお腹いっぱいごはんが食べられる居場所となっています。
「誰かの役に立ちたい」という思いからはじめた取り組みの中で、赤ちゃんだった子どもが成長してカレーを食べる姿や、「甘口ください」「ごちそうさま」が自分から言えるようになった姿など、子どもの成長を見守れることが大きな喜びになっており、地域の人たちにとっても元気の源となっています。
代表の新井さんは「『あそこに行けばおいしいカレーが食べられる』、そんな居場所をできる限り継続していきたい」と展望を語りました。
問合せ:宮前二区女性部有志
【電話】64-2164
■ここに来れば みんな友達 児童館
児童館は、18歳以下のすべての子どもを対象とし、遊びや生活の援助と、地域における子育て支援を行い、子どもが心身ともに健やかに成長することを目的とした施設です。
○宮前児童館
場所:南部町宮前157-1【電話】64-2197 宮前児童館は会見地区の小学生を中心に、中学生や高校生まで幅広い年代の子どもたちが利用してり、放課後や長期休みの子どもたちの居場所となっています。
遊びに来る子どもは日によって違いますが、一緒にボール遊びなどをして体を動かしたり、読書や題をしたりと、思い思いに過ごしています。
また期休みには、児童館で長い時間を過ごす子どもたちが楽しめるように、アイロンビーズやプラバン作りなどの体験活動も取り入れています。
岡田館長は「児童館に来て異年齢の子どもたちと遊ぶことで、様々な経験を積むことが出来ています。
たくましく生きる力をつけて欲しいと思いながらしています」と話します。
○法勝寺児童館
場所:南部町法勝寺576【電話】66-5534
法勝寺児童館は、西伯地区の小学生が利用者の中す。
学童も併設しているためいつも子どもたちぎやかな声が響いており、自由来館で訪れた子どもたちもみんな一緒になって遊んでいます。
夏まつりや運動会など子どもたちが楽しめるイベントを企画する他、中学生によるおばけやしき、地方による折り紙教室やグラウンドゴルフ大会なども行われています。
運営に関わる職員だけでなく、の方と一緒に児童館を盛り上げる取り組みをすることで、子どもたちにとって楽しく過ごせる地域場所となっています。
郡野館長は「誰でも利用できる、地域に開けた児です。
気軽に出入りできる、”ごちゃまぜ”のを目指しています」と話します。
■低年齢向けアソビ場 子どもの広場
小さな子どもたちが遊べる、芝生と小さな遊具がある広場です。
グリコこそだてパークなんぶに加え、総合福祉センターいこい荘前の公園も子どもの広場としてリニューアルし、新しく遊具とベンチが置かれました。
ぜひ親子でご利用ください!
○グリコこそだてパークなんぶ
場所:南部町境1017-1
○いこい荘前公園
場所:南部町浅井938
〔広報なんぶ 2024年5月号〕

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