桶川市地域包括支援センター
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高齢者にまつわるコラム―「8050(はちまるごまる)問題」
◆まずは 迷わず 相談してください
「8050問題」とは、「80代の親」が「引きこもりや何らかの疾患・障害などのある50代の子」と、親の年金を主たる収入源として同居している状態を象徴した言葉です。
子は、子どもの頃のいじめ体験、病気やけが、仕事が続かない、社会になじめないなど様々な要因から社会との接触を断ち、引きこもり状態となります。
また、収入を得ないため、親の年金や資産を頼りに生活し続け、気が付けば数十年もの間引きこもりの状態となっていることも珍しくありません。
しかし、この状態を維持し続けることはできず、特に高齢化する親は体力的にも精神的にも、そして経済的にも子を支えていくことが難しくなるのです。
また、介護や医療が必要な状態となり、世帯の経済状況が困窮したり、虐待の原因といったケースも増えています。
いったん社会との距離をとってしまった人を、再び社会と結びつけることは容易なことではありません。
ただ、親が亡くなった後、一番困るのは残されたお子さんであると思われます。
まずは、一度相談してください。
高齢介護課【電話】788-4940
桶川市地域包括支援センター
〔広報おけがわ 令和3年5月号〕