校則の見直し
校則の見直し
所在地 | 大阪府大阪市 |
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黒染め問題で「茶髪禁止」を「染色・脱色禁止」
大阪府教育庁は16日、府立高校の全日制135校のうち4割にあたる53校で頭髪や服装などに関する校則を見直し、4月から運用を始めたと発表した。
生徒の生まれつきの髪の色を尊重して「茶髪は禁止」の項目を「染色・脱色は禁止」に変えるなどしたという。
府立高の女子生徒が、生まれつき茶色い髪を黒染めするよう学校から強要され不登校になったとして、府に損害賠償を求めた訴訟をきっかけに、同庁が昨年12月、校則の点検と見直しを各校に指示した。
発表によると、頭髪については、髪の色のほか、「パーマ禁止」を癖毛の生徒に配慮して「故意によるパーマ禁止」と改めた学校があった。
服装や学校生活では、生徒の実情に合わせた変更が行われた。
今ではあまり使われない「カチューシャ」についての項目や「げたでの通学禁止」の規定を削除したり、携帯電話を「持ち込み禁止」から「授業中の使用禁止」に変えたりしていた。
〔2018年4/17(火) 読売新聞〕
大阪府立校で校則変更
「下駄(げた)通学の禁止」は時代遅れの校則として廃止に――。
大阪府教育庁は16日、府立学校90校が昨年12月から今年3月にかけて校則や生徒指導方針などを見直したと発表した。
生まれつきの茶髪に配慮し、「茶髪の禁止」という校則の表現を「染色・脱色の禁止」に変えた学校もあった。
昨年9月、府立高校の女子生徒が茶色い髪を黒く染めるように指導されて不登校になったとして府を提訴したことを受けて、府は頭髪に限らず校則全般を点検するよう府立の全197校(特別支援学校なども含む)に指示した。
その結果、校則や生徒指導方針などを変更したのは90校あり、このうち校則の改訂や新たな設置が68校であった。
全日制高校135校では53校が校則を改めた。
頭髪に関しては全日制高校19校が変更。
生まれつき茶髪の生徒に配慮し、「茶髪」禁止の表現を「染色・脱色」に見直したほか、「パーマ」禁止を「故意によるパーマ」に変えた学校があった。
時代に合わせて「アイパー(アイロンパーマ)の禁止」を廃止した学校もあった。
ほかにも時代に合わせた変更は見られ、「下駄通学の禁止」や「カチューシャの禁止」を廃止する学校があった一方で、カラーコンタクトやマスカラの禁止を新たに盛り込んだ学校もあった。
〔2018年4/16(月) 朝日新聞デジタル(渡辺元史)〕