東京大学
東京大学
周辺ニュース
ページ名東京大学、、()
【東大生日記5】サークルと部活は星の数ほど 難民支援に取り組む機会も
東京大学は毎年約3千人の新入生を迎えるだけあり、サークルや部活も多くあります。
部活・サークル事情を多和田萌花さん(文科三類2年)に教えてもらいました。
スポーツは「運動会」と「サークル」の2種類
東大生は勉強だけでなく課外活動にも精を出し、おのおのの趣味や特技を生かしながら人脈を広げる人が多いです。
運動系の課外活動には、「運動会」と「サークル」があります。
競技にもよりますが、運動会は高校でいう運動部のように、比較的厳しく忙しいと言われており、サークルなどと掛け持ちする人は少ないです。
ただし、運動会の活動とやりくりの上で勉強やバイトをするなど、充実した大学生活を送っている人も多いので大丈夫です!
運動系サークルは、ほとんどの競技が2つ以上のサークルがあります。
東大内で有名なのは「スポーツ愛好会(通称スポ愛)」です。
スポ愛はテニスやバレーなどさまざまなパートに分かれており、その全てが東大男子・東大女子だけで構成されているのが特徴的です。
そのほか、他大生も所属する運動系サークルも多数あります。
メディアで話題の文化系サークルも
また、メディアなどで報道されることも多々あるように、文化系サークルも芸術系などからユニークなものまで多種多様です。
有名なものは、みかん愛好会やうどんサークルなどでしょうか。
私の友人も温泉サークルに入り、普段の大学生活ではなかなか出会えないような温泉仲間を作っているようです。(笑)
国際系学生団体でリアルな学びも
東大には、国際系の学生団体も多数あります。
大規模なものから数人単位のものまで、また特定の社会課題や地域に注力したものから幅広いものなど、各団体にそれぞれ個性があります。
春の新歓期には「国際系合同新歓」という、そのような国際系学生団体・サークルが一挙に集まる機会があり、比較検討の上で所属する団体を選ぶことができます。
国際系学生団体には複数の大学に支部をもつ「インカレ」が多く、私は「アイセック・ジャパン」という海外インターシップ事業を企画・運営している団体の東京大学委員会支部で日々活動しています。
インターンシップ先のクロアチアで。ザグレブのアッパータウン(絶景です!)をバックに撮った
インターンシップをしている仲間と出かけた
私自身も現在、座学で興味を持った難民問題について草の根の支援の様子を知ることを目的に、クロアチアの赤十字にて難民支援のインターンシップを行っているところです。
授業ではカバーしきれないリアルな学びを、こうした課外活動で得ることができます。
〔2018.10.19 高校生新聞ONLINE〕
周辺ニュース
【東大生日記3】海外研修の機会を大学が用意 国連機関も中央アジアも訪問
東京大学では教室の外で学ぶプログラムも充実しています。
多和田萌花さん(教養学部文科三類2年)に、自身が参加したプログラムを紹介してもらいました。
カンボジア訪問に大学から助成も
大学生になったら、海外に行ってみたい! 高校生のころ、私も漠然とそう思っていました。
東大では夏と春にそれぞれ2カ月ほどの長期休みがあるなど、海外経験を得るタイミングはたくさんあります。
カンボジアで視察に訪れた農村
私がこれまでに参加したのは、「体験活動プログラム」と「国際研修」です。
「体験活動プログラム」は、東大のネットワークを生かし、主に長期休みに行われる、国内外のさまざまなプログラムの総称です。
私は途上国の教育について興味があったので、カンボジアの教育フィールドワークに参加しました。
全額ではありませんが、プログラムに応じて助成金もいただけるので、お金の面でも助かります。
「平和」テーマにトルクメニスタン訪問
「国際研修」は、教授たちの専門分野をテーマにしたものが多く、参加すればかなり密度の濃い学びが得られる上、単位ももらえます。
例えば「EUの現状を学ぶ」「イタリアで考古学を学ぶ」などがあります。
私は春に「平和のために東大生ができること」という題目の研修で、トルクメニスタンへ渡航しました。
その権威主義体制から「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれる国で、一般の旅行ではめったに訪れることができない地です。
国連機関訪問や現地学生とのディスカッションをしました。
トルクメニスタンで民族衣装を着て撮影
また、7月には「国連システム研修」という国際研修で、ジュネーブの国連機関を訪れたり、ローマで国連システム学術評議会(ACUNS)に参加したりしました。
国連機関に興味があった私にとって、夢のような機会です。
このように、海外で興味分野を深める機会がたくさん用意されていることが、東大の強みなのではないでしょうか。
キャンパス内で留学生と交流も
海外留学に関しては、私はまだ本格的に考えたことがありませんが、東大には協定校が多いです。
奨学金を得て留学を得た先輩が私の周りにも大勢いますし、後期課程(3・4年生)に進んだ後ぜひチャレンジしたいと考えています。
そのほかにも東大では、海外に行かなくとも学内で海外を感じることができる機会が豊富です。
駒場には留学生が多いため、グローバリゼーションオフィス(GO)やそこと提携したTGIFという学生団体の主催で、留学生との交流イベントが頻繁に開催されています。
私もそれらに積極的にかかわり、留学生の友達を増やしながら楽しい日々を送っています。
〔2018.08.24 高校生新聞ONLINE〕