末吉良ボーイヅ
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〒 山形県朝日町 |
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特集 オトナの笑顔が子どもたちを笑顔にする 末吉良ボーイヅ(1)
テレビや新聞等のメディアでも何度も取り上げられ、知名度が上がっている町の若者有志団体「末吉良(バッキラ)ボーイヅ」。
これまでにない独自の取組みにより、地域活性化や若者の居場所づくりの場として欠かせない存在となっています。
今月号はそんな末吉良ボーイヅの活動を特集します。
【子どもたちがしたいことを全力で】
写真は全て末吉良ボーイヅが企画したイベント等で撮影したもの。
どの場面でも楽しそうな表情をした子どもたちが映っています。
これまで子どもたちのために、いくつものイベントを企画してきた末吉良ボーイヅ。
例えば、小学生からの「外で普通と違う鬼ごっこがしたい」という声に応えたテレビ番組のような鬼ごっこ「全力逃走鬼ごっこ」の開催や、「周りを気にせず安全にスケボーがしたい」という声に応えてスケボーランプを「みんなで作ろうワークショップ」で作ってみたりと活動内容は様々ですが、そのどれもが、写真のような子どもたちの笑顔に繋がっています。
また、昨年度から宮宿小学校の地域学校協働本部にも所属し、学校や地域と連携・協働しながら子どもたちを育み、地域の活性化に貢献しています。
※写真は本紙をご覧ください。
◆参加した子どもたちの声
〇鈴木音々花さん
鬼役の大人がいろいろなマスクをつけて追いかけてきたり、上手く隠れたりして面白かったし驚きもありました。
アイテムの存在や広い会場の中で全方向を注意しなきゃいけないのがテレビみたいでリアルで楽しかったです。
〇本田莉々さん
普段水鉄砲を打つ機会などなかなかないので新鮮な気持ちで楽しめました。
また、幅広い年齢の人が参加していて楽しかったです。
2つに分かれてチームを組んだので普段しゃべった時 のない人とも話ができたことも良かったです。
◆これからの朝日町の発展に欠かせない存在
〇宮宿小学校 秋場一憲 校長
昨年度から末吉良ボーイヅさんには地域学校協働活動を進める団体の一つとして大変お力添えをいただいております。
来年度からはPTA学年行事の企画運営をサポートいただけるとの申し出をいただき、PTA会員が少なくなっている今、保護者の方々からするとこれはとても助かります。
また、これからの朝日町を担う齋藤代表のような若い世代の方々が地域活性化に尽力されているというのが素晴らしいことです。
ある著名な大学教授曰く「これからの地域活性化の鍵は若い世代をどう巻き込んでいくか」。
まさにこれからの持続可能な朝日町の発展に欠かせない存在だと思っています。
【子どもが楽しむにはまず大人自らが楽しむ】
末吉良ボーイヅの皆さんは前頁のような子どもたちのための活動だけではなく、同世代(20～40代)が楽しむための活動も行っています。
空き倉庫を自分たちで片付け、整理した大人の秘密基地「バッキラベース」には夜な夜な若者が集まり、親交を深めています。
また、掲載写真のように、町の遺構を調査したり、ゴムボートに乗って最上川のごみ拾いをしたりなど活動も様々。
写真以外にも軽音部やマージャン部、ガンプラ製作部など各々が好きなことを楽しんでいます。
今回末吉良ボーイヅのメンバーとメンバ—ではないけどもバッキラベースに顔を出す方々にお話をお聞きしました。
◆末吉良ボーイヅメンバーの声
〇東京に居た頃よりも同世代の友だちが増えました
朝日町地域おこし協力隊
Youtube パオクンチャンネル 田岡知暁さん
末吉良ボーイヅとの出会いはインスタグラムで、「なんだこのやんちゃな団体は」と気になり紹介してもらったことがきっかけです。
移住したばかりで、元協力隊の青木さんや阪野さんくらいしか知り合いがいない中、末吉良ボーイヅが近い世代の人と話す場となり、友だちが出来た場所でした。
団体としての決まった活動(定例会など)があるわけではないので、凄く居心地が良いんですよね。
夜9時くらいから集合して、みんなでしゃべっているのが楽しいんです。
普段繋がらない人とも代表が繋げてくれるので世界が広がる場でもありますね。
〇おもしゃいことをすっだいということに共感してます
登坂尚高さん
隆くんから秘密基地を作りたいという話があったんで、「良いですね!すぐやりましょう!」と言って倉庫を片付け始めたのがきっかけですね。
末吉良ボーイヅには僕個人の企画である花火大会でも警備や後片付けを手伝ってもらってありがたいと思ってます。
僕は仕事柄朝が早いので、夜に集まったりはあんまり出来ないんですが、おもしゃいことをすっだいっていうのが僕の行動原理なので、いろいろな人と繋がりを作っておもしゃいことをしている末吉良ボーイヅは貴重な存在で大事にしていきたいものだと思っています。
◆バッキラベース利用者の声
〇末吉良ボーイヅは未来に引き継ぐ宝だと思います
長岡優さん
代表とは消防団が一緒で、バッキラベースにフラッと連れてってもらったのがきっかけでした。
元々映画が好きで、中でもチームとかが集まってたむろする様な場所に憧れがあったこともあり、最初からホーム感がありました。
落ち着くんですよね。ダーツしたいとかスケボーしたいとかじゃなくて、集まって話しをするだけでいいんです。
町内だと酒抜きに集まれる場所が無いんですよね。
そういう場所が近くにあるっていうのが大きいです。
ここに来る人の中では最年少なんですが、年上の方は先を見据えた視点を持っていて話すのが楽しいです。
〇単刀直入に言ってイケてる場所だと思いました
白鷹町地域おこし協力隊
Youtube 金髪物語 熊谷春香さん
私が白鷹町の地域おこし協力隊に就任してから、近隣の協力隊の方や観光協会さんとSNSを通じて交流する中で、齋藤さんに「遊びにおいでよ」と誘われたのが初めのきっかけでした。
バッキラベースはただ集まって話しをする場ではなく、秘密基地みたいなワクワクできる場所だと思います。
そういう場所を作ることを許してくれる町も良いなと思いました。
ふとした時にそろそろ行かなきゃな～と思ってみんなに会いにここに来て、今こういうことをしてるとか、こういうことをしたいけどどう思う?といった楽しいことの情報共有をしています。
〔広報あさひまち 令和4年7月号〕
