新しい活動指針・企画書案
新しい活動指針・企画書案
〔2010年6月20日〕
「創作活動を社会参加の手がかりに」〔企画案〕を作成中です。
はじめの目的とそれに続く内容構成のところを紹介しておきます。
創作展以降の、次の創作展までの取り組み内容になりますし、来年以降を見通したものです。
〔1〕 企画の目的
引きこもり経験者の中にはさまざまな種類の創作活動をしている人が多く、作品の質は低いものではありません。
これは2001年~2003年にかけてのアンケート調査により、すでに判明していたことです。
創作品を表立って自分の社会生活の基盤にするという人は少ないですが、理由は社会にその条件がないためです。
結果として「趣味で」「時間つぶしに」と社会との接点にする説明を避けているように思います。
その調査から7、8年の時間が過ぎました。
社会は急激な歴史的な変化の時期に入っています。
身近なところでもネットと通信販売の普及、メディアの変化により、個人作品が従来の流通経路を通らず個人レベルで宣伝や販売できる条件がわずかずつ生まれています。
不登校情報センターにおいては、2006年の太田勝己個展を契機に創作展を始めました。
ウェブサイト制作を中心に、文書入力、PC技術のミニ教室というワークスペースの取り組みと平行して創作展、作品の商品化、そしてネットショップ「あゆみ雑貨店」設立などを蓄積してきました。
先月第4回創作展を終えました。
社会状況の変化と不登校情報センターの活動を重ねたいま、創作展の今後の目標設定を含めて、新しい活動指針にまとめます。
指針に沿った企画は「***プログラム」に助成申請します。
その申請書の作成も指針づくりに役立ちます。
この活動指針の実現は、プログラムの助成申請を受るにしても紆余曲節は避けられません。
しかし、助成を受けられなくても取り組んできたことの延長ですから、粘り強く追求する目的になります。
〔2〕 内容の構成部分
企画は大きく2つの部分からなります。
個人単位の創作部門(単位SOHO)と共同の業務部分・ワークスペースです。
5年程前に不登校情報センターをNPO法人にするとき、創作活動を生かすには、創作者のSOHO+共同企画部(営業・宣伝・事務)になると予測し、それを複合型SOHO構想としました。
それを今日においてより具体的にするものです。
たとえて言えば、この両部門は複数の画家と組織的な画商の関係に似ています。
〔以下省略〕 具体的な取り組み計画が続きます。