愛知夜間中学を語る会
愛知夜間中学を語る会
種類・内容 | 自主夜間中学 |
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所在地 | 〒 愛知県名古屋市 |
代表 | 笹山悦子 |
連絡先 | 09018648511 ethuko@outlook.com(笹山悦子) |
どうなる愛知県及び名古屋市の公立夜間中学 緊急シンポジウム」開催
私は「愛知県夜間中学を語る会」代表の笹山悦子と申します。
当会が主宰・支援する「自主夜間中学 はじめの一歩教室」の運営責任者でもあります。
この度は、「なくそう子どもの貧困ネット」に参加させていただきありがとうございます。
私たち「愛知夜間中学を語る会」は、コロナ禍で学びにつながれず困っていた方々がおられたことをきっかけに2020年5月に立ち上げ、8月に当会が主宰・支援するかたちで名古屋市北区上飯田南町にて「自主夜間中学 はじめの一歩教室」を開設しました。
当初学習者5名、支援者も5名という小規模な学習支援の場でしたが、2023年10月には学習者は200名を超えました。
支援者も85名を超えていますが、不足している状態です。
学習者のほとんどが、近隣の集合住宅に住む外国籍児童生徒及びその保護者です。
日本人の参加は、約1割程度ですが国籍も年齢も関わりなく、学びたいという思いがあればどなたでも無料で受け入れています。
私たちは「学び」を通して、それぞれが抱える「学びにつながれなかった事情」に寄り添いながら、月に1回研修日休みがありますが毎週土曜日の朝10時から夜8時まで、ほぼ1対1の個別学習支援を展開しています。
ただ、自主夜間中学はあくまで民間ボランティアによる支援のため、毎日勉強できる状況ではなく、あたりまえですが卒業証書が出せません。
そこで、自主と公立、それぞれの役割の中で互いに補完しあう関係が重要だと考え、地元愛知県及び名古屋市にも公立の夜間中学設置を求めてきました。
目下、全国で公立の夜間中学設置が進められておりますが、おかげさまで愛知県及び名古屋市でも、ようやく25年4月にそれぞれ1校ずつ開校の運びとなりました。
夜間中学での学びを希望する学習者は、学びが止まってしまった時期も様々ですし、あるいは、もとからつながれなかったというケースも多く、個々人の学習の進捗状況は人によって違います。
こうした学習者の事情に対しどのような支援が求められるのか、教職員の研修が必要となりますが、関係者の多くが「手探り状態」です。
多様な学びを必要とする方々に、「中学」なのだから昼間の学校と同じ在り方を夜の学校に求めたらいいという声も一部にはありますが、それでは29万9千人もの不登校引きこもりの方々に選択してもらえない学校になってしまいます。
ましてや、昼の学校で「お客様」状態となって、結局「形式卒業」している日本語を母語としない児童生徒の学びも置き去りにされてしまいます。
そこで、どんな「夜間中学」であれば、学習者にとっても、そこで働く教職員にとってもベストなのか、開校まで時間がありませんが、有識者のお話を伺おうという添付のチラシのような自前の研修会を設けました。
日時・場所
2023年12月3日(日曜日)13:30~16:30 ウィル愛知 3階大会議室 参加費資料代 1000円(ただし学生及び当事者は無料)
内容
第1部は夜間中学での学びを希望する学習者のドキュメンタリーDVD「こんばんはⅡ」を上映。
第2部では、基礎教育保障学会会長の岡田敏之さん(元京都洛友夜間中学校長)に「夜間中学」の概要や歴史を紹介していただき、三豊市の夜間中学において不登校特例校実現のために奔走された中学教員の城之内庸仁さんの報告、三重県の中学教員でJICA日系社会青年ボランティアとしてブラジルの夜間中学で学んだ経験のある藤川純子さんの体験などをお話していただき、その後クロストークを予定。
コーディネーターは笹山が務めます。
ZOOM配信もありますが著作権の関係で、第2部(14時15分過ぎ)からの配信となります。
ZOOMでの参加ご希望の場合は、チラシ最後に掲載されている「事務局 090-8737-0490」までお問い合わせください。追ってURLをご案内します。
夜間中学での柔軟な学び方が、もしかしたら、この先の学校での学び方を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
愛知夜間中学を語る会
代表 笹山悦子
09018648511
ethuko@outlook.com
〔貧困ネット2023/22/23〕